シライ電子が大幅反落、２４年３月期利益予想及び配当予想を上方修正も材料出尽くし感

　シライ電子工業<6658.T>が大幅反落している。１３日の取引終了後、２４年３月期の連結業績予想について、営業利益を１８億円から２４億円（前期比１５．３％減）へ、純利益を１２億円から１６億円（同２２．５％減）へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を１７円から１９円（前期２２円）へ引き上げたが、株価は直近で上昇基調にあり、材料出尽くし感からこの日は売り優勢となっているようだ。

　売上高は３００億円（同８．７％減）の従来見通しを据え置いたものの、国内外での生産体制の合理化や滋賀本社への経営資源の集約などが奏功し利益を押し上げるという。なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高１４９億２３００万円（前年同期比１１．４％減）、営業利益１２億８８００万円（同１０．７％減）、純利益８億７９００万円（同２２．８％減）だった。

出所：MINKABU PRESS