2,815円
ニデックの個人投資家の売買予想
予想株価
8,000円
登録時株価
7,404.0円
獲得ポイント
-11.02pt.
収益率
-3.86%
期間
中期投資 (数週間~数ヶ月単位で売り買い)
理由
その他
ニデック <6594> [東証P]が4月に発表した24年3月期連結決算は純利益が前の期比2.8倍と急拡大。続く25年3月期も前期比3割増の1650億円と3期ぶり最高益更新を見込んだ。中国EV市場を含む世界的な自動車生産の増加が引き続き追い風となるが、加えて今後の成長の牽引役として位置づけられたのがデータセンター向け水冷モジュールだ。生成AIの普及に伴うデータセンターの需要増に対応する狙いがある。米サーバー大手スーパー・マイクロ・コンピューターへの製品採用が決まっており、生産能力を大幅に拡充する方針だ。
データセンターでは故障の原因となるサーバーが発する熱の排出が重要で、これまでは空調で冷却するのが一般的だった。ただ、AIを処理するためのサーバーの高性能化によって発熱量が増え、それとともに空調の稼働率が上がり消費電力がアップするという状況が生じた。この解決のため、新たな冷却方法として液体冷却への期待が高まっているのだ。空気よりも熱伝導率の高い液体を使うことで、空調よりも効率が良くなるとされる。
液体冷却システムを採用する動きはマイクロソフトやグーグル(アルファベット)など既に米テック大手で広がっている。国内では、NTTコミュニケーションズが年度内に液冷方式サーバーに対応した超省エネ型データセンターサービス「Green Nexcenter」を展開する見通しだ。NTTデータは液体にサーバーを丸ごと浸す液浸冷却システムを三菱重工業 <7011> [東証P]と構築済みで、自社データセンターでの展開に取り組んでいる。今月初めにKDDI <9433> [東証P]とシャープ <6753> [東証P]がデータセンター構築で協議を開始すると発表し話題となったが、この協議には前述の米スーパーマイクロも参画している。更に、KDDIは液浸冷却システムを昨年に開発しており、今後の動向が注目される。
データセンターでは故障の原因となるサーバーが発する熱の排出が重要で、これまでは空調で冷却するのが一般的だった。ただ、AIを処理するためのサーバーの高性能化によって発熱量が増え、それとともに空調の稼働率が上がり消費電力がアップするという状況が生じた。この解決のため、新たな冷却方法として液体冷却への期待が高まっているのだ。空気よりも熱伝導率の高い液体を使うことで、空調よりも効率が良くなるとされる。
液体冷却システムを採用する動きはマイクロソフトやグーグル(アルファベット)など既に米テック大手で広がっている。国内では、NTTコミュニケーションズが年度内に液冷方式サーバーに対応した超省エネ型データセンターサービス「Green Nexcenter」を展開する見通しだ。NTTデータは液体にサーバーを丸ごと浸す液浸冷却システムを三菱重工業 <7011> [東証P]と構築済みで、自社データセンターでの展開に取り組んでいる。今月初めにKDDI <9433> [東証P]とシャープ <6753> [東証P]がデータセンター構築で協議を開始すると発表し話題となったが、この協議には前述の米スーパーマイクロも参画している。更に、KDDIは液浸冷却システムを昨年に開発しており、今後の動向が注目される。
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