デンヨー、今期経常を15％下方修正

　デンヨー <6517> が11月12日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比18.1％減の21.6億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の52億円→44億円(前期は62億円)に15.4％下方修正し、減益率が16.2％減→29.1％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比37.2％減の22.3億円に落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比50.1％減の9.5億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の11.1％→7.5％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年5月14日に公表いたしました2021年3月期通期の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を含めておりませんでしたが、足元の事業動向や現時点において入手可能な情報、予測等に基づき、連結業績予想を修正することといたしました。2021年3月期の見通しは、国内における感染症の影響は総じて限定的ではありますが、製品展示会の中止など営業活動の一部制約による販売機会の減少もあり、当初の予想を若干下回って推移するものと見込んでおります。海外においては、感染症の影響により米国市場向け出荷が想定よりも大幅に減少しており、短期間での回復は期待できない状況となっております。このような状況のもと、当社グループの売上高および利益が当初の予想を下回る見込みであることから、上記の通り修正いたします。