日トムソンが後場一段高、第３四半期累計業績好調で通期業績予想を上方修正

　日本トムソン<6480.T>が後場一段高。午後１時に、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高は４４０億円（前期比１２．１％増）の従来予想を据え置きつつ、営業利益を従来予想の３７億円から３８億円（前期２億５１００万円の赤字）へ、純利益を同２４億円から２９億円（前期比５．１倍）へ上方修正したことが好感されている。
　同時に発表した第３四半期累計（４～１２月）決算が、売上高３３５億１２００万円（前年同期比１４．４％増）、営業利益３０億９７００万円（同２．６倍）、純利益２７億７７００万円（同５９．８％増）と大幅増益となったことが上方修正の要因。国内は主要需要先の半導体製造装置・電子部品実装機などのエレクトロニクス関連機器や工作機械向けなどが堅調に推移したほか、海外では、円安による輸出競争力の向上を背景に、欧米のエレクトロニクス関連機器向けや精密機械向けなどを中心に需要が堅調に推移したという。

日トムソンの株価は１３時１８分現在５８６円（△２４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）