大和冷、今期経常を12％上方修正

　大和冷機工業 <6459> が8月10日大引け後(15:00)に決算を発表。21年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比97.0％増の31.1億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の50.4億円→56.6億円(前期は48.7億円)に12.3％上方修正し、増益率が3.5％増→16.2％増に拡大する見通しとなった。ただ、通期の最終利益は従来予想の32.3億円→28.3億円(前期は31.3億円)に12.4％下方修正し、一転して9.7％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益は前年同期比22.7％減の25.4億円に減る計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の経常利益は前年同期比44.2％増の19.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の11.9％→17.3％に大幅上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期累計期間まで製商品の販売が堅調に推移しておりますが、2021年12月期において上記「１．特別損失の計上」に記載のとおり退職給付制度を変更するため、920百万円を特別損失に計上する見込みであることから業績予想の修正を致します。（注）本開示に記載されている業績予想の将来に関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確実な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により上記に記載した予想数値と異なる場合があります。