＜マーケットアイ＞ 追跡！投資ファンド、割安株に買い姿勢（２／２）

　ＪＰモルガンは、コンクリート２次製品を手掛けるゼニス羽田ホールディングス<5289.T>やジオスター<5282.T>といった銘柄にもそれぞれ９％強、６％強を投資している。大和投信は東京鉄鋼<5445.T>の６％強の株式を保有している。

　足もとで複数の運用会社が大量保有報告書を提出している銘柄には、ＪＵＫＩ<6440.T>がある。同社株には大和投信とＤＩＡＭアセットが、それぞれ５％強、１０％強の保有報告を出している。また、不動産上場投信（ＲＥＩＴ）の星野リゾート・リート投資法人<3287.T>に対しても大和投信とＤＩＡＭアセットがそれぞれ８％強、６％強を保有している。ＪＵＫＩ、星野リゾートともに足もとの株価は上昇基調を強めている。

　外資系ファンドでは、ハイテク株系への逆張り的売買も目立ち、ブラックロック・ジャパンはソニー<6758.T>の約５％の株式を保有する株主に浮上している。同じく日東電工<6988.T>などにも投資している。

　また、バリュー株投資で定評のある米ハリス・アソシエイツはオリンパス<7733.T>の５％強の株式を保有している。もの言う株主であるアクティビスト系のファンドでは投資会社「レノ」がアコーディア・ゴルフ<2131.T>の約３４％、フェイス<4295.T>の約８％の株式を保有している。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）