＜後場の注目銘柄＞＝椿本チエイン、新機種向け自動車部品好調

　椿本チエイン<6371.T>は、動力の伝達、モノの搬送に関連した部品やユニット、システムを提供する世界大手。

　同社は１５年３月期の連結業績予想を、売上高１８６０億円（前期比４．５％増）、営業利益１８６億円（同７．２％増）と見込む。新機種向けエンジンの貢献により自動車部品事業が増収をけん引する見通し。利益面では、前期に伸び悩んだ欧州子会社のカーベルシュレップ社の販売拡大と収益改善に取り組む。足もとの受注好調や、国内外での設備投資の拡大などから、精機・チェーン事業は会社予想を上回る可能性が高い。

　株価は６日に８８２円の高値をつけて以降微調整中。ただ、ＰＥＲは１３倍台と割安水準だ。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）