静甲、前期経常を93％上方修正

　靜甲 <6286> [東証Ｓ] が4月28日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の3.5億円→6.7億円(前の期は6.9億円)に92.9％上方修正し、減益率が49.7％減→3.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.1億円→4.4億円(前年同期は3.9億円)に3.8倍増額し、一転して11.9％増益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高は、各事業ともほぼ計画どおりに推移したため、ほぼ前回予想どおりとなる見込みです。利益面では、各事業で原材料やエネルギーコスト等の高騰の影響を受けましたが、産業機械事業は部品販売や保守メンテナンス案件が堅調に推移したこと、車両関係事業は利益率の高い車両の販売が好調に推移したこと及び経費の削減、電機機器事業は空調周辺部材及び冷熱機器の増収により、予想を上回る見込みです。これらの結果、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想を上回る見込みです。