＜前場の注目銘柄＞＝ユニオンツール、会社側上方修正は保守的

　ユニオンツール<6278.T>は調整一巡から再び高値更新を狙う動きが期待できそうだ。

　６月３０日に発表した上期決算は、同社が得意とする中級以上のＰＣＢドリルの需要が堅調だったほか、０９年以降に投入した高付加価値な新製品が刈り取り時期を迎えたこと、さらに円安効果などで、売上高・営業利益ともに計画を大きく上回って着地した。

　これを受けて、１５年１２月期通期業績予想を営業利益で３９億円から４４億円へ上方修正したが、中国製スマートフォンの案件減少などを過剰に織り込んだ控えめなもの。新製品効果などを考慮すると再増額修正の可能性は大きい。なお、決算期変更で１５年１２月期は１３カ月決算となっている。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）