日阪製、今期経常を40％上方修正

　日阪製作所 <6247> が8月7日後場(14:20)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比10.4％減の7.3億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の11億円→15.4億円(前期は25.7億円)に40.0％上方修正し、減益率が57.2％減→40.1％減に縮小する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の6.8億円→9.9億円(前年同期は12.7億円)に45.6％上方修正し、減益率が46.8％減→22.6％減に縮小する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の8.4％→8.3％とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルス感染症拡大により、当社事業活動において大幅な営業活動の停滞や納期遅延等による売上減少を前提に前回(2020年５月22日)業績予想を開示いたしましたが、第１四半期累計期間において販売費等の経費削減や不要不急の投資の延期等により、営業利益が高進捗となりました。また、政府の緊急事態宣言解除後は、感染拡大防止策をとりながら経済活動も再開されてきており、これらを踏まえて業績予想を修正いたします。　また、2021年３月期の受注高につきましても、前回発表予想の27,000百万円（上期：13,100百万円）から1,500百万円(5.6％)増加の28,500百万円(上期：14,600百万円)に修正いたします。　なお、今後の新型コロナウイルス感染症の影響は大きく変動する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす事象が生じた場合は、速やかに公表いたします。