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日本郵政のニュース
大阪12月限
日経225先物 29130 +510 (+1.78%)
TOPIX先物 2021.0 +25.0 (+1.25%)
日経225先物(12月限)は前日比510円高の2万9130円で取引を終了。寄り付きは2万8840円とシカゴ日経平均先物清算値(2万8810円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。その後も上げ幅を広げると、前場半ばには2万9160円まで上昇した。買い一巡後はこう着感の強い相場となったものの、2万9100円水準での底堅さがみられるなか、引け間際には2万9170円と日中高値を更新した。
前場半ば以降は70円程度の狭いレンジでの取引だったが、上値抵抗として意識されていた25日移動平均線を寄り付き直後にあっさり上放れており、センチメントを明るくさせた。また、米国市場の強い流れのほか、国内では参院補選の結果を受けて衆院選への警戒感を強めていたが、「自民党は単独過半数確保の勢い」との報道を受けて政策期待が再燃。結果として、前日に弱い値動きをみせていた日経平均型を中心に買いが集中する格好となった。また、日本郵政<6178>の売り出し価格が決定したことで、ヘッジの巻き戻しなども影響したであろう。
これにより、NT倍率は一時14.44倍に上昇し、14.41倍で終えた。終値でも75日線を捉えており、3月以降続いた抵抗線突破が改めて意識されそうだ。グローベックスの米株先物では小幅ながらもNYダウ先物、ナスダック100先物はプラス圏で推移。大型テック株や半導体株などの好決算期待が高まるなか、米国市場の強い動きが支援材料として期待されよう。
また、日経225先物は抵抗線を突破してきたことにより、前日の調整に対するカバーは一巡したとみられる。ただし、政策期待が再び高まるなかでショートは仕掛けづらく、ロングスタンスに向かわせそうだ。
手口面では、日経225先物はABNアムロが1420枚、クレディスイスが510枚、シティが410枚程度の売り越しに対して、野村が1040枚、ゴールドマンが730枚、SBIが580枚、JPモルガンが440枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1510枚、ABNアムロが800枚程度の売り越しに対して、SBIが740枚、UBSが690枚、ゴールドマンが600枚、BofAが570枚程度の買い越しだった。ABNアムロ、ソジェンの売りについては、裁定買い(先物売り・現物買い)によるトレードであろう。
株探ニュース
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