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前週末16日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2024/08/19 05:20

アップバンク <6177>  118円 (+30円、+34.1%) ストップ高

 AppBank <6177> [東証G]がストップ高。15日の取引終了後、13日に発表した24年12月期第2四半期決算の紹介記事が、「ティッカートーク」に掲載されたと発表しており、好材料視されたようだ。なお、「ティッカートーク」は、ティッカートーク(東京都港区)が運営する個人投資家向けメディア。

TWOST <7352>  1,032円 (+150円、+17.0%) ストップ高

 TWOSTONE&Sons <7352> [東証G]がストップ高。16日午後1時ごろ、24年8月期の連結業績予想について、売上高を138億7900万円から140億600万円(前期比39.3%増)へ、営業利益を2億200万円から3億6000万円(同12.9%増)へ、純利益を6300万円から1億5900万円(同6.5%減)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益予想としたことが好感された。同社では、中長期的に持続的な成長が可能な組織体制構築を行うための人員補強や組織体制の強化に注力しており、営業活動の効率化や利益率の向上などの取り組みが想定を上回って進捗していることに加えて、Midworks事業を中心としたエンジニアプラットフォームサービスが想定を上回っていることが業績を押し上げるという。

霞ヶ関C <3498>  13,590円 (+1,410円、+11.6%)

 東証プライムの上昇率トップ。霞ヶ関キャピタル <3498> [東証P]が続急騰。15日の取引終了後に株主優待制度の一部変更を発表しており、好材料視された。従来制度では毎年8月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に保有株数と保有期間に応じて2000~11万ポイントを付与していたが、25年8月からの新制度では5000~15万ポイントの付与に変更する。また、新制度では株主優待ポイントの交換商品を自社グループのホテルブランドの宿泊やグループサービス関連商品に絞るとしている。

エムアップ <3661>  1,177円 (+114円、+10.7%)

 東証プライムの上昇率7位。エムアップホールディングス <3661> [東証P]が3日ぶり急反騰。15日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を13万4000株(発行済み株数の0.37%)、または2億円としており、取得期間は8月16日から30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすること、並びに株主還元の拡充及び資本効率の向上を図るためとしている。

Vテク <7717>  2,908円 (+278円、+10.6%)

 東証プライムの上昇率8位。ブイ・テクノロジー <7717> [東証P]が5日続急騰。15日の取引終了後、国内大手フォトマスクメーカーから、フォトマスク欠陥修正装置「Draco(ドラコ)」を受注したと発表したことが好感された。今回受注した「Draco」は、局所真空技術と収束イオンビームを用いた世界初のフォトマスク欠陥修正装置で、修正位置精度の高さや従来方式では実現が難しい加工端が滑らかで優れた仕上がりを実現するエッチング機能、欠落部分の回路形成を行うデポジション機能などの微細加工性能、局所真空によるマスクの投入排出時間の短縮、省スペース性などに高い評価を受け、注文に至ったという。受注金額などは非開示となっている。

サンケン <6707>  7,328円 (+693円、+10.4%)

 東証プライムの上昇率9位。サンケン電気 <6707> [東証P]が5日続急騰。旧村上ファンドの流れを汲む投資会社でアクティビストとして注目されるエフィッシモ・キャピタルマネージメントが、同社株を買い増し保有株比率がこれまでの23.58%から25.36%に高まったことが、15日に関東財務局に提出された変更報告書で明らかとなった。保有目的については「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としており、これによるサンケン株式の投資価値向上への思惑が株価を刺激した。また、同日にエフィッシモはUACJ <5741> [東証P]についても保有株比率が15.82%から17.01%に引き上げており、これを受けてUACJも大きく上値を追っている。

シェアテク <3989>  690円 (+63円、+10.1%)

 シェアリングテクノロジー <3989> [東証G]が急反騰。非常に強い勢力の台風7号が関東・東北地方に接近していることから、さまざまな住まいのトラブルに対応するマッチングサイトを運営する同社に思惑的な買いが入ったようだ。会社側によると、同社の事業にはシーズナリティあり、害虫害獣や草刈りの盛んな夏の時期から台風による住宅への被害回復が多くなる秋口の売り上げが大きくなる傾向があるとしており、台風に関連した銘柄として関心を集めた。

CS-C <9258>  396円 (+29円、+7.9%)

 CS-C <9258> [東証G]が3日続急伸。光通信 <9435> [東証P]のグループ会社が15日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、CS-C株の保有割合が5.01%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入った。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は8月7日。

パーク24 <4666>  1,629円 (+108円、+7.1%)

 パーク24 <4666> [東証P]が4日続急伸。15日取引終了後、パーク24グループの月次速報数値を発表。7月のタイムズパーキングの売上高は前年同月比10.4%増とプラス基調を継続しており、これが好感された。

システムズD <3766>  992円 (+62円、+6.7%)

 システムズ・デザイン <3766> [東証S]が3日続急伸。16日午前11時ごろ、同社及び100%子会社アイカムが、分譲マンション及び施設の総合管理事業を手掛けるクラシテ(東京都新宿区)と業務提携契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の業務提携は、次世代の分譲マンション向けコールセンターサービスの共同開発が目的。保険分野におけるコールセンターの構築や運営支援、更に不動産分野でも多数の実績を持つアイカムと、総合情報サービス企業として情報システムの企画・開発・運用からコールセンターなどのアウトソーシングまで幅広いサービスを展開するシステムズDのそれぞれの技術や経験、ノウハウなどの経営資源を活用することで、「次世代の分譲マンション向けコールセンターサービス」を共同で開発するという。人とデジタル技術で付加価値の高いサービスを提供していくことにより、中小のマンション管理会社の課題解決を支援するとともに、そこに暮らす居住者の快適な住まい環境の維持に貢献するとしている。

グリッド <5582>  2,187円 (+135円、+6.6%)

 グリッド <5582> [東証G]が8日続急伸。ここ戻り足を鮮明とし、前日まで7連騰と気を吐いていたが、16日はカイ気配スタートで一段と上値指向を強めた。同社は人工知能(AI)を活用した計画立案システムの開発・運用を電力や物流業界向けに提供しており、業績も好調で24年6月期は営業75%増益を達成した。そうしたなか、15日取引終了後に、新たな事業として蓄電池の販売、蓄電所の開発、制御システムの提供及び運用サポートなどに参入することを発表、これによる業容拡大への期待が株価を強く刺激する格好となった。

インバPF <5587>  718円 (+44円、+6.5%)

 インバウンドプラットフォーム <5587> [東証G]が急反発。15日の取引終了後、今期中のサービスリリースをメドに、新たに飲食店のクーポン付き予約プラットフォームの開発を開始したと発表したことが好感された。外国人へのサービス展開ノウハウ及び多数の訪日外国人顧客を有しているインバPFと、既に飲食店の集客・予約サービスを展開している企業や飲食店が連携し、インバPFのwebメディアや各種サービスを通じて訪日外国人に向けたアプローチを行うことで、飲食店への インバウンド集客や予約管理業務を支援する。なお、24年9月期業績への影響は軽微としている。

シンカ <149A>  803円 (+49円、+6.5%) 一時ストップ高

 シンカ <149A> [東証G]が急反発、一時ストップ高となった。同社は16日、生成AIサービスの提供に向けてneoAI(東京都文京区)と協業すると発表しており、これが材料視されたようだ。シンカは自社の「カイクラ」に保存されているコミュニケーションデータなどをneoAIに提供し、人工知能(AI)モデルの構築を進めるという。このAIモデルは解約、満足度、契約更新などのさまざまな予兆検知を目的としており、ユーザーが必要とするタイミングでAIモデルを呼び出せる新規サービスの共同開発になるとしている。

ウェルネット <2428>  813円 (+46円、+6.0%)

 ウェルネット <2428> [東証S]が4日続急伸。16日午後1時ごろ、千葉県柏市の明原町会に、団体・事業者の集金・決済/団体管理業務を効率化するクラウドサービス「ekaiin.com」を提供したと発表しており、好材料視された。明原町会は、約1250世帯を有する自治会で、年1回の町会費の集金は各地区の班長が町会員の自宅を訪問し現金での回収を行っていたが、班長の訪問時に町会員が在宅しておらず繰り返し訪問をしないといけない手間や、班長が現金を管理しなければならないといった課題があったという。これを解決するため、初期費用や未使用時の月額料金がかからない料金体系や、各町会員のアカウント登録が不要でIDやパスワードの管理が必要ないことから、デジタルに不慣れな町会員でも簡単にオンライン決済が可能になることが決め手となり、「ekaiin.com」が採用。従来は戸別集金を行っていた世帯のうち約4割がオンライン決済を利用して会費の集金を行うようになったとしている。

トーホー <8142>  2,877円 (+141円、+5.2%)

 トーホー <8142> [東証P]が急反発。15日の取引終了後に発表した7月度の月次売上高が前年同月比1.5%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。インバウンド需要の増加を背景に国内外食産業への販売が堅調に推移し、ディストリビューター(業務用食品卸売)事業が同8.8%増となったほか、新規顧客開拓や既存顧客のシェアアップなどで中小飲食店への販売が堅調に推移したキャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売)事業も同3.1%増となった。

※16日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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