中村超硬、今期最終を一転赤字に下方修正

　中村超硬 <6166> [東証Ｇ] が2月8日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結最終損益を従来予想の5000万円の黒字→1億5000万円の赤字(前期は2億5700万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の8500万円の黒字→1億1500万円の赤字(前年同期は2億0600万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　　売上高につきましては、世界的な半導体不足や中国経済の停滞の影響を受け、各セグメントとも厳しい受注環境が継続しており、下期において見込んでいた、特殊精密機器事業における受注・販売の回復や、電子材料スライス周辺事業における新規案件の受注が遅れているため、前回公表した数値を下回り3,300百万円となる見込みとなりました。また、損益面についても、売上高の減少に加え、原材料価格やエネルギーコストの高騰等により、前回公表した金額を下回り、営業利益は15百万円、経常利益は40百万円、親会社株主に帰属する当期純損失については150百万円となる見通しであります。