• 通期経常予想は一転5.6億円の赤字に…
• 売上高の減少止まらず、3Q累計は30％の大幅減…
• 3Q累計最終赤字は前年同期より3.5億円増加、通期は黒字化の計画

※売上高・経常利益・最終利益の総合的な評価をお天気で表現しています。「晴れ」に近づくほど高評価となります。
「晴れ」、「曇り時々晴れ」、「曇り」、「雨」、「雷」。

　中村超硬 <6166> [東証Ｇ] が2月9日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終損益は4.4億円の赤字(前年同期は0.8億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の11億円の黒字→5億円の黒字(前期は1.2億円の赤字)に54.5％下方修正した。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の13.6億円の黒字→7.6億円の黒字(前年同期は0.8億円の赤字)に44.0％減額した計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は1.7億円の赤字(前年同期は0.5億円の赤字)に赤字幅が拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.4％→-21.7％に急悪化した。