エランが後場下げ幅を縮小、東北の同業エルタスクと資本業務提携

　エラン<6099.T>が後場下げ幅を縮小させている。前引け後に、東北地方を地盤とする同業のエルタスク（岩手県・矢巾町）との間で資本業務提携契約を締結すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　エルタスクは東北地方を中心に、エランと同様に病院に入院する人や、介護老人保健施設などに入所する人に対して、衣類、タオル類の洗濯サービス付きレンタルと日常生活用品の提供を組み合わせた日額制のサービスを提供する企業。会社立ち上げ期においては、エランから役員の派遣やその他経営指導を行い（１３年１１月に終了）、その後は各々独自に営業展開を行っていたが、エランでは東北エリアでの営業網整備の必要性があり、エルタスクにおいては、東北エリア内における営業体制と経営管理体制をより強化・充実させることが必要となったことから、資本業務提携により東北エリアにおける連携を行うことになったという。

　これに伴い、エランはエルタスクの普通株式２０株（発行済株総数の１０．０％）を４月２８日付で取得する予定。なお、今回の資本業務提携による業績に与える影響は軽微としている。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）