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ジャパンマテリアルのニュース
8日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:前日の米国市場の大幅下落を警戒した反動も
■決算チェック:洋缶HDは減損計上で18年3月期最終赤字に、新中計も進捗見極め
■前場の注目材料:Jマテリアル、ベトナム人技術者採用、2年で100人超
■前日の米国市場の大幅下落を警戒した反動も
8日の日本株市場は自律反発が見込まれる。7日の米国市場はトランプ政権の先行き不透明感から売りが先行したが、ロス商務長官が北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し次第で、カナダ、メキシコへの関税措置を適用除外とする可能性に言及し、NYダウは下げ幅をやや縮小した。ナスダックはハイテク株堅調で4営業日続伸しており、円相場は106円台で落ち着いていることから、前日の米国市場の大幅下落を警戒した反動が意識されそうだ。
ただし、トランプ米大統領は8日にも関税計画の詳細を発表する可能性があると伝えられており、今晩の米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。また、先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることも手掛けづらさにつながろう。そのため、買い一巡後はこう着感が強まりやすいと考えられる。
とはいえ、参加者が限られる中で指値状況は薄いため、先物主導のインデックス売買のインパクトが通常よりも大きくなる。短期筋のショートカバーが意識されやすいほか、地政学リスクの後退、ADP雇用報告の上振れ等もあり、結果的には上に振れやすい相場展開が意識されそうである。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■洋缶HDは減損計上で18年3月期最終赤字に、新中計も進捗見極め
洋缶HD<5901>は18年3月期の通期純損益見通しを160億円の黒字から220億円の赤字(前期は121億円の黒字)に引き下げている。米子会社Stolle Machinery Company, LLCの売上が競争激化や需要減退に伴って伸び悩み、その持株会社においてのれん約215億円、無形固定資産約155億円を減損損失として計上する。その他、子会社である東洋製罐の石岡工場、滋賀工場、千歳工場の固定資産に係る減損損失が約125億円、子会社である日本トーカンパッケージの福岡工場、厚木工場などの固定資産に係る減損損失が約15億円となっている。なお、営業損益見通しは従来どおり300億円の黒字(同361億円の黒字)としている。また、19年3月期から21年3月期までの3ヶ年計画「東洋製罐グループ第五次中期経営計画」を新たに策定すると発表している。5月15日に公表するという。今回公表された概要によれば、現時点の営業利益計画は19年3月期340億円、20年3月期400億円、21年3月期500億円となっている。減損損失の計上は一過性のものとも捉えられるが、事業環境の厳しさが改めて意識されそうだ。また、新中計の営業利益計画は市場想定より強めとみられるが、従前の第四次中計における18年3月期目標(350億円)は未達の見込みだけに、今後の進捗を見極める必要があるだろう。
■前場の注目材料
・ナスダックは上昇(7396.65、+24.64)
・SOX指数は上昇(1400.47、+4.00)
・シカゴ日経225先物(21440、+240)
・日銀、大規模な金融緩和を維持
・ADP雇用報告、コンセンサス上回る
・神戸鋼<5406>、川崎社長辞任、品質データ偽装、再発防止、新体制で
・ダイヘン<6622>、ドローン自動充電、小型ワイヤレスシステム
・Jマテリアル<6055>、ベトナム人技術者採用、2年で100人超
・大陽日酸<4091>、東南ア市場深耕、28年度シェア25%に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・11:00 都心オフィス空室率(2月) 3.07
<海外>
・09:30 豪・貿易収支(1月) 2.00億豪ドル -13.58億豪ドル
<HT>
■株式見通し:前日の米国市場の大幅下落を警戒した反動も
■決算チェック:洋缶HDは減損計上で18年3月期最終赤字に、新中計も進捗見極め
■前場の注目材料:Jマテリアル、ベトナム人技術者採用、2年で100人超
■前日の米国市場の大幅下落を警戒した反動も
8日の日本株市場は自律反発が見込まれる。7日の米国市場はトランプ政権の先行き不透明感から売りが先行したが、ロス商務長官が北米自由貿易協定(NAFTA)の見直し次第で、カナダ、メキシコへの関税措置を適用除外とする可能性に言及し、NYダウは下げ幅をやや縮小した。ナスダックはハイテク株堅調で4営業日続伸しており、円相場は106円台で落ち着いていることから、前日の米国市場の大幅下落を警戒した反動が意識されそうだ。
ただし、トランプ米大統領は8日にも関税計画の詳細を発表する可能性があると伝えられており、今晩の米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。また、先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることも手掛けづらさにつながろう。そのため、買い一巡後はこう着感が強まりやすいと考えられる。
とはいえ、参加者が限られる中で指値状況は薄いため、先物主導のインデックス売買のインパクトが通常よりも大きくなる。短期筋のショートカバーが意識されやすいほか、地政学リスクの後退、ADP雇用報告の上振れ等もあり、結果的には上に振れやすい相場展開が意識されそうである。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■洋缶HDは減損計上で18年3月期最終赤字に、新中計も進捗見極め
洋缶HD<5901>は18年3月期の通期純損益見通しを160億円の黒字から220億円の赤字(前期は121億円の黒字)に引き下げている。米子会社Stolle Machinery Company, LLCの売上が競争激化や需要減退に伴って伸び悩み、その持株会社においてのれん約215億円、無形固定資産約155億円を減損損失として計上する。その他、子会社である東洋製罐の石岡工場、滋賀工場、千歳工場の固定資産に係る減損損失が約125億円、子会社である日本トーカンパッケージの福岡工場、厚木工場などの固定資産に係る減損損失が約15億円となっている。なお、営業損益見通しは従来どおり300億円の黒字(同361億円の黒字)としている。また、19年3月期から21年3月期までの3ヶ年計画「東洋製罐グループ第五次中期経営計画」を新たに策定すると発表している。5月15日に公表するという。今回公表された概要によれば、現時点の営業利益計画は19年3月期340億円、20年3月期400億円、21年3月期500億円となっている。減損損失の計上は一過性のものとも捉えられるが、事業環境の厳しさが改めて意識されそうだ。また、新中計の営業利益計画は市場想定より強めとみられるが、従前の第四次中計における18年3月期目標(350億円)は未達の見込みだけに、今後の進捗を見極める必要があるだろう。
■前場の注目材料
・ナスダックは上昇(7396.65、+24.64)
・SOX指数は上昇(1400.47、+4.00)
・シカゴ日経225先物(21440、+240)
・日銀、大規模な金融緩和を維持
・ADP雇用報告、コンセンサス上回る
・神戸鋼<5406>、川崎社長辞任、品質データ偽装、再発防止、新体制で
・ダイヘン<6622>、ドローン自動充電、小型ワイヤレスシステム
・Jマテリアル<6055>、ベトナム人技術者採用、2年で100人超
・大陽日酸<4091>、東南ア市場深耕、28年度シェア25%に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・11:00 都心オフィス空室率(2月) 3.07
<海外>
・09:30 豪・貿易収支(1月) 2.00億豪ドル -13.58億豪ドル
<HT>
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