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イー・ガーディアンのニュース
■成長戦略
1. 成長戦略とトピック
イー・ガーディアン<6050>は「総合ネットセキュリティ企業」を標榜しており、グループ内のセキュリティ関連サービスのOneStopソリューションの提供を目指している。これまで営業組織は個別サービスごとに編成していたが、今後は1人の営業担当がグループ内のすべてのサービスを営業する体制に変更する。特に既存大手顧客への深耕を強化し、更なる業務量削減や多言語化ニーズに応える追加サービスを提案する。また、AIなどの最新技術も取り入れ効率化し、地方センターや常駐などを組み合わせて高品質なサービスを実現する。
事業別の注目戦略としては、ソーシャルサポート分野での「LINEカスタマーコネクト公式パートナーとしてチャットサポート業務に本格展開」、ゲームサポート分野での「韓国系、中国系、台湾系などの海外ゲーム企業の日本進出支援の強化とフィリピン子会社を活用した第3国への進出支援」、アド・プロセス分野の「自社のセンター内で初心者を育成し、クライアント業務への輩出」などが挙げられる。
2. AI活用の進化
同社の監視サービスは、人材による監視(有人監視)が基本だが、人的サービスの効率を上げるために専門特化した監視ツール(システム監視)も併用される。
E-Tridentは同社が独自開発したAI(人工知能)型自動テキスト投稿監視システムである。常に最新のNGワードが更新され、AI(人工知能)機能による自己学習で監視の精度が自動的に上がっていく特徴がある。
ROKA SOLUTIONは東京大学との共同研究により生まれたAI型の画像認識システムであり、低コストかつ高品質な画像識別が可能である。ビッグデータ解析や児童ポルノ取締まり、模造品検知などの監視を始め、最近ではおすすめアイテム選出など顧客接点での活用など様々な用途で活躍している。
2017年5月にサービス開始された新AIシステム「Kiducoo AI(キヅコウ エーアイ)」は最新の物体検知アルゴリズムを採用し、SNSやインターネット広告などの画像データに含まれる要素を自動解析し、タグ付けすることができる画像内物体検知システムである。画像に「何が写っているか」「どこに写っているか」の分析を得意とするため、特定のターゲットにとって何がトレンドとなっているか、特定のシーンで使用されている商品の傾向等を導き出し、マーケティングデータの収集に役立てることもできる。
3. 海外への本格展開
同社は、2016年にセコム<9735>グループの(株)TMJとの協業により中国及びフィリピンに提携センターを設立し、現地スタッフによるセンター運営及び海外BPO事業を開始した。2017年11月にはフィリピンに現地法人E-Guardian Philippines Inc.を開設し、営業活動及び投稿監視等の業務を開始した。今後は海外へ進出する日系企業や日本へサービスを提供する外資系企業向けに投稿監視などのネットパトロールや広告BPO、Webセキュリティ診断サービスやビットコイン取引所に関連するサービスのグローバル展開拠点として本格稼動する。採用は現地スタッフ約70席を確保する予定だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
<HN>
1. 成長戦略とトピック
イー・ガーディアン<6050>は「総合ネットセキュリティ企業」を標榜しており、グループ内のセキュリティ関連サービスのOneStopソリューションの提供を目指している。これまで営業組織は個別サービスごとに編成していたが、今後は1人の営業担当がグループ内のすべてのサービスを営業する体制に変更する。特に既存大手顧客への深耕を強化し、更なる業務量削減や多言語化ニーズに応える追加サービスを提案する。また、AIなどの最新技術も取り入れ効率化し、地方センターや常駐などを組み合わせて高品質なサービスを実現する。
事業別の注目戦略としては、ソーシャルサポート分野での「LINEカスタマーコネクト公式パートナーとしてチャットサポート業務に本格展開」、ゲームサポート分野での「韓国系、中国系、台湾系などの海外ゲーム企業の日本進出支援の強化とフィリピン子会社を活用した第3国への進出支援」、アド・プロセス分野の「自社のセンター内で初心者を育成し、クライアント業務への輩出」などが挙げられる。
2. AI活用の進化
同社の監視サービスは、人材による監視(有人監視)が基本だが、人的サービスの効率を上げるために専門特化した監視ツール(システム監視)も併用される。
E-Tridentは同社が独自開発したAI(人工知能)型自動テキスト投稿監視システムである。常に最新のNGワードが更新され、AI(人工知能)機能による自己学習で監視の精度が自動的に上がっていく特徴がある。
ROKA SOLUTIONは東京大学との共同研究により生まれたAI型の画像認識システムであり、低コストかつ高品質な画像識別が可能である。ビッグデータ解析や児童ポルノ取締まり、模造品検知などの監視を始め、最近ではおすすめアイテム選出など顧客接点での活用など様々な用途で活躍している。
2017年5月にサービス開始された新AIシステム「Kiducoo AI(キヅコウ エーアイ)」は最新の物体検知アルゴリズムを採用し、SNSやインターネット広告などの画像データに含まれる要素を自動解析し、タグ付けすることができる画像内物体検知システムである。画像に「何が写っているか」「どこに写っているか」の分析を得意とするため、特定のターゲットにとって何がトレンドとなっているか、特定のシーンで使用されている商品の傾向等を導き出し、マーケティングデータの収集に役立てることもできる。
3. 海外への本格展開
同社は、2016年にセコム<9735>グループの(株)TMJとの協業により中国及びフィリピンに提携センターを設立し、現地スタッフによるセンター運営及び海外BPO事業を開始した。2017年11月にはフィリピンに現地法人E-Guardian Philippines Inc.を開設し、営業活動及び投稿監視等の業務を開始した。今後は海外へ進出する日系企業や日本へサービスを提供する外資系企業向けに投稿監視などのネットパトロールや広告BPO、Webセキュリティ診断サービスやビットコイン取引所に関連するサービスのグローバル展開拠点として本格稼動する。採用は現地スタッフ約70席を確保する予定だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
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