1,784円
ジャパンエンジンコーポレーションのニュース
■アルテリア <4423> 1,585円 (+300円、+23.4%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。アルテリア・ネットワークス <4423> [東証P]がストップ高。11日の取引終了後、同社に対し丸紅 <8002> [東証P]とセコム <9735> [東証P]が株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。TOB価格は1株1980円。買付予定数の上限は設定せず、全株取得を目指す。アルテリアの株価はTOB価格にサヤ寄せする格好となった。買付予定数は2494万358株で、下限は829万3500株。応募株券数が下限に満たない場合は、応募株券の全部の買い付けは行わない。買付期間は未定。TOB成立後は所定の手続きをもってアルテリアは上場廃止となる見込み。同社は今回のTOBに賛同の意見を表明している。丸紅とセコムのリソースを活用し、クラウド分野や情報セキュリティー分野などでの強化を目指す方針という。東京証券取引所は11日、アルテリアを監理銘柄(確認中)に指定した。
■ジャパンエン <6016> 2,310円 (+400円、+20.9%) ストップ高
ジャパンエンジンコーポレーション <6016> [東証S]がストップ高。11日の取引終了後に発表した24年3月期の単独業績予想で、売上高185億円(前期比21.3%増)、営業利益5億円(同13.1%増)、純利益11億円(同36.0%増)と2ケタ増収増益を見込み、年間配当で前期比15円増の55円を予定していることが好感された。主機関で豊富な受注残高を確保済みであり、高水準の工場操業を見込むことが牽引するほか、販売台数の増加や販売単価が引き続き上昇基調にあることも寄与する。また、修理・部品なども増収を見込む。なお、23年3月期決算は、売上高152億4800万円(前の期比15.9%増)、営業利益4億4200万円(同21.8%減)、純利益8億800万円(同49.8%増)だった。
■ネツレン <5976> 883円 (+150円、+20.5%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。高周波熱錬 <5976> [東証P]がストップ高。11日の取引終了後に発表した24年3月期連結業績予想で、売上高630億円(前期比9.5%増)、営業利益28億円(同16.8%増)、純利益20億円(同5.2倍)と2ケタ営業増益を見込み、年間配当予想を前期比18円増の48円としていることが好感された。自動車向け受注の回復が見込まれることに加えて、材料費・電力費などのコストアップ分の販売価格への転嫁や原価低減方策をより推進することが寄与する。なお、23年3月期決算は売上高575億2400万円(前の期比8.5%増)、営業利益23億9600万円(同35.3%減)、純利益3億8100万円(同85.8%減)だった。あわせて、上限を271万7000株(発行済み株数の7.21%)、または15億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は23年5月12日から24年3月31日までで、経営環境の変化に対応した柔軟な資本政策の遂行や資本効率・ROEの向上、株主還元の更なる拡充を目的としている。
■フレクト <4414> 2,981円 (+500円、+20.2%) ストップ高
フレクト <4414> [東証G]がストップ高。前日11日に大陽線を示現し年初来高値を更新したが、12日はマドを開けて上昇加速、気配値のままストップ高まで駆け上がった。クラウドソリューションを活用したシステム開発や デジタルトランスフォーメーション(DX)支援ビジネスを手掛け、大企業向け中心に高水準の案件を獲得している。11日取引終了後に発表した24年3月期の業績予想では営業利益が前期比2.1倍の5億5300万円と高水準の伸びを見込む。過去最高利益の大幅更新となる。これを受けて物色人気に拍車がかかった。
■Arent <5254> 4,610円 (+700円、+17.9%) ストップ高
Arent <5254> [東証G]がストップ高。3月28日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄で建設業界向けを主軸にデジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルティング事業を手掛け、成長性の高さに注目が集まっている。11日取引終了後、23年6月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の5億2300万円から6億7400万円(前期比2.8倍)に増額した。これがサプライズを誘い投資資金を呼び込んだ。同社の株価はセカンダリーで大きく株価水準を切り上げ4月17日には6400円の高値をつけた。その後は調整局面に移行したが、4000円近辺はもみ合い下限ゾーンで押し目買いも観測され強弱観が対立していた。
■電算システム <4072> 3,115円 (+442円、+16.5%) 一時ストップ高
東証プライムの上昇率4位。電算システムホールディングス <4072> [東証P]が3日ぶりに急反騰、一時ストップ高となった。同社は11日取引終了後、23年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比94.1%増の11億8600万円となり、通期計画の39億円に対する進捗率が30.4%に達していることが好感されたようだ。売上高は同23.5%増の145億9600万円で着地。情報処理サービス事業では請求書作成代行サービスなどが堅調だったほか、収納代行サービス事業では新規獲得先の取り扱いが順調に推移した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
■神戸鋼 <5406> 1,142円 (+122円、+12.0%)
東証プライムの上昇率5位。神戸製鋼所 <5406> [東証P]が3日ぶりに急反騰。1000~1100円近辺のもみ合いを一気に上放れ、年初来高値を更新。11日の取引終了後に発表した23年3月期決算は利益が大幅に上振れして着地。続く24年3月期業績についても、売上高が前期比8.4%増の2兆6800億円、純利益が同37.8%増の1000億円と好調な見通しを示しており、これを好感した買いが集まっている。23年3月期の売上高は前の期比18.7%増の2兆4725億円(従来予想2兆4900億円)、純利益が同20.8%増の725億6600万円(同620億円)だった。販売価格改善の進展による鉄鋼メタルスプレッドの改善や、一般炭市況の下落に伴う電力での燃料費調整の時期ずれ影響の解消などが利益面で大きく寄与した。今期は鉄鋼メタルスプレッドの改善に加え、アルミ板や素形材、溶接、建設機械での調達コスト上昇分の価格転嫁を進め収益を確保する方針。配当予想は未定(前期40円)とした。
■ユニプレス <5949> 1,044円 (+104円、+11.1%)
東証プライムの上昇率6位。ユニプレス <5949> [東証P]が3日ぶりに急反騰し、年初来高値を更新した。11日の取引終了後、23年3月期の連結決算発表にあわせ、今期の業績と配当予想を開示した。24年3月期の売上高は前期比2.8%増の3130億円、最終利益は同16.7%増の29億円を見込む。年間配当も増配を計画する。車体骨格部品の主要取引先となる日産自動車 <7201> も今期の生産台数を2割増とする見通しを示しており、買い安心感を一段と強める格好となったようだ。ユニプレスは、足もとの半導体不足による減産リスクはあるものの、得意先の受注は今後回復するとの見方を示している。23年3月期は売上高が前の期比19.6%増の3044億4200万円、最終損益は24億8300万円の黒字(前の期は79億5500万円の赤字)だった。中国拠点を除いてグループの業績が順調に推移したほか、合理化の進展効果もあって、従来の予想を上回って着地した。前期の期末配当は、これまでの予想から5円増額の10円とした。前期の年間配当は20円(前の期比10円増配)となる。今期の年間配当は30円(前期比10円増配)を計画する。
■力の源HD <3561> 1,520円 (+147円、+10.7%)
東証プライムの上昇率7位。力の源ホールディングス <3561> [東証P]が続急騰。12日午前11時30分ごろに発表した23年3月期連結決算が、営業利益22億8100万円(前の期比2.2倍)と従来予想の17億1000万円を大きく上回って着地したことに加えて、24年3月期も同25億4000万円(前期比11.4%増)と2ケタ増益を見込むことが好感された。23年3月期は、冬季における新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が軽微だったことに加えて、為替の変動が小さかったこと、更に費用の抑制が実現したことなどが利益を上振れさせたとしている。続く24年3月期は、国内外ともに既存店の緩やかな成長と新規出店による売上高の増加を見込んでおり、特に海外は出店を加速することで売上高は283億6100万円(同8.6%増)を予想。また、コストコントロールや各種DX施策の推進などにより増益を確保する見通しだ。
■ウシオ電 <6925> 1,925円 (+174円、+9.9%)
ウシオ電機 <6925> [東証P]が4日続急伸、年初来高値を更新した。11日の取引終了後、取得総数2000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の17.00%)、取得総額300億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。取得株数の規模から、株式需給に対する強い引き締め効果が意識され、買いを集める要因となったようだ。取得期間は5月29日から2024年5月10日まで。あわせて24年3月期の連結業績予想も開示した。売上高は前期比7.4%増の1880億円、最終利益は同27.0%減の100億円を見込む。露光用UVランプや、EUV(極端紫外線)光源は減収を予想する。半面、商業施設やイベント向けの需要増加を背景に一般映像分野での機器販売は増加を想定。医療業界向けランプも販売拡大を計画する。
■都築電 <8157> 1,668円 (+142円、+9.3%)
都築電気 <8157> [東証P]が続急伸。12日午後0時30分ごろ、24年3月期業績予想を発表。売上高を前期比2.1%増の1265億円、営業利益を同3.6%増の53億円とし、好調だった前期に続き良好な見通しを示したことが好感された。あわせて26年3月期を最終年度とする中期経営計画を明らかにしており、この内容も好感された。最終年度に売上高1300億円、営業利益65億円を目指す。株主還元については、配当性向の目安を従来の30%から40%に引き上げたうえで、下限をDOE(連結株主資本配当率)3.5%とする方針を掲げた。今期配当は76円(前期61円)を見込む。
■藤田観 <9722> 3,855円 (+315円、+8.9%)
藤田観光 <9722> [東証P]が4日ぶりに急反発。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は0.5億円の黒字(前年同期は22.1億円の赤字)に浮上して着地した。併せて、1-6月期(上期)の同損益を従来予想の23億円の赤字→10億円の黒字(前年同期は35.1億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことで好感されたようだ。
■MTI <9438> 558円 (+45円、+8.8%)
エムティーアイ <9438> [東証P]が3日続急伸。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年9月期第2四半期累計(22年10月-23年3月)の連結最終損益は3.2億円の赤字(前年同期は1.2億円の黒字)に転落した。しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の6億円の赤字→4億円の赤字(前期は9.3億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなったことで好感されたようだ。
■住友不 <8830> 3,372円 (+252円、+8.1%)
住友不動産 <8830> [東証P]が続急伸した。11日の取引終了後、23年3月期の連結決算とともに、今後の経営戦略と中長期の見通しについて発表した。このなかで、28年3月期までの次期中期計画期間に経常利益3000億円の突破を目指すとともに、7年以内に年間配当を23年3月期の52円から倍増させる方針を示した。これをサプライズ視した買いが集まったようだ。不動産賃貸領域では、企業の出社率の回復や採用増を背景にオフィスビルで増床の動きが顕在化しており、テナントニーズを着実に取り込んでいく。利益成長に沿った増配を持続させる方針。24年3月期の売上高は前期比3.2%増の9700億円、最終利益は同8.1%増の1750億円、年間配当は同7円増配の59円の見込み。前期に続き過去最高益を更新する計画とした。
■オプトラン <6235> 2,206円 (+159円、+7.8%)
オプトラン <6235> [東証P]が5日ぶりに急反発。同社は5月11日大引け後に決算を発表、23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比64.5%増の18.1億円に拡大したことで好感されたようだ。通期計画の86億円に対する進捗率は21.1%となり、5年平均の25.9%とほぼ同水準だった。
■カドカワ <9468> 3,090円 (+217円、+7.6%)
KADOKAWA <9468> [東証P]が続急伸。同社は5月11日大引け後に発行済み株式数(自社株を除く)の5.64%にあたる800万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施すると発表、これが好感されたようだ。買い付け期間は5月12日から24年3月31日までとなる。
■名村造 <7014> 439円 (+29円、+7.1%)
名村造船所 <7014> [東証S]が急反発し年初来高値を更新した。11日の取引終了後、これまで未定としていた23年3月期(前期)の期末配当について5円で決定したと発表した。前期は3期ぶりの復配となり、材料視されたようだ。同時に発表した23年3月期の連結決算は、売上高は前の期比48.7%増の1240億8000万円、最終損益は111億9400万円の黒字(前の期は84億1900万円の赤字)だった。新造船事業では、連結子会社の函館どつくにおける操業量の増加と円安の影響が業績を押し上げる要因となった。24年3月期は、売上高については前期比1.5%増の1260億円、最終利益は同50.9%減の55億円を見込む。今期の年間配当予想は未定とした。
※12日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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