三協立山は後場売られる、建材事業の苦戦で第１四半期の営業利益は６３．０％減

　三協立山<5932.T>は後場に入って売られている。同社は５日午後１時、１８年５月期の第１四半期（６～８月）連結決算を発表。売上高は７５６億２５００万円（前年同期比１．２％増）と増収を確保したものの、営業利益は２億６３００万円（同６３．０％減）の大幅減益となった。

　マテリアル事業では、輸送・一般機械分野の好調な需要を取り込んだことや、アルミ地金市況変動と連動して売上高が増加した。しかし、主力の建材事業で、サッシや玄関ドアなど基幹商品の提案営業や販売網強化に取り組んだものの、戸建住宅市場での厳しい競合環境が継続していることなどにより苦戦を強いられた。

　業績予想は従来見通しを据え置いた。通期業績は売上高３３８０億円（前期比５．４％増）、営業利益４３億円（同３５．９％減）、最終利益２０億円（同５．８％減）を見込んでいる。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）