文化シヤタ、今期経常を一転10％増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ

　文化シヤッター <5930> が2月3日後場(14:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.6％増の64.8億円に伸びた。
　併せて、通期の同利益を従来予想の85億円→110億円(前期は100億円)に29.4％上方修正し、一転して10.0％増益を見込み、一気に2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の51.7億円→76.7億円(前年同期は73.2億円)に48.4％増額し、一転して4.7％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比26.8％増の31.5億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の5.4％→7.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高につきましては、新型コロナウイルス感染拡大による影響が想定したほどとならない見込みであることから、前回発表予想を修正いたします。また、利益面につきましても、売上高の増加、コストダウンの取り組み強化及び基幹事業である建材関連製品事業の採算性向上等により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益において前回発表予想を上回る見込みであることから、2020 年11 月4 日公表の連結業績予想を修正いたします。（注）上記の予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。