6,417円
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■クオリプス <4894> 3,700円 (+700円、+23.3%) ストップ高
クオリプス <4894> [東証G]がストップ高。同社は iPS細胞由来の心筋細胞シートの開発を手掛ける大阪大学発のバイオベンチャーで昨年6月下旬に新規上場したニューフェイス。前週末24日取引終了後に、次世代再生医療モダリティの開発と実用化を可能とする細胞大量製造バリューチェーンコンソーシアムが発足したことを発表、21日に同コンソーシアムの参画企業による発足会が行われたことが伝えられており、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。心筋シートについても、iPS細胞を活用した医薬品の実用化に向けた動きが現実味を帯びており同社の株価を刺激したようだ。
■アスタリスク <6522> 528円 (+80円、+17.9%) ストップ高
アスタリスク <6522> [東証G]がストップ高。前週末24日の取引終了後、顔認証ハードウェアなど新製品に関する発表を相次いで行い、材料視されたようだ。なりすまし対策を大幅に強化した顔認証活用の施錠・解錠システム「AsReader GoMA」シリーズの2機種や、スマートフォンを活用した薄型・軽量のバーコードリーダー「AsReader SLIM」、自動採色及び画像増幅エンジンを採用した「デジタルショーケース」、賞味期限管理アプリなどを発表。また、鍵持ち出し返却管理システムや、特殊筐体にRFIDアンテナを内蔵した「RFID Reading Tub」について本格的な販売に乗り出すと公表している。店舗内でRFIDを活用したレジシステムの利用が可能になるRFID Reading Tubは、海外向けにも販売するとしている。
■東京通信G <7359> 544円 (+80円、+17.2%) ストップ高
東京通信グループ <7359> [東証G]がストップ高。同社は前週末24日、投資先でアイドル創造プロジェクトを手掛けるオーバース(東京都千代田区)が発行する暗号資産「Nippon Idol Token(NIDT)」と、同プロジェクトのWeb3.0領域に関連する施策を発表。これが買い材料視されたようだ。オーバース所属アイドルグループのメタバース内でのライブや、NIDT決済で購入できるVIP席やグッズの販売などに取り組む。同施策は東京通信Gの子会社TeT、オーバース、ブロックチェーン関連企業のcoinbook(東京都港区)の3社共同で取りまとめた。
■大黒屋 <6993> 38円 (+5円、+15.2%)
大黒屋ホールディングス <6993> [東証S]が急反騰。27日午前11時30分ごろ、子会社である大黒屋が、LINEヤフー <4689> [東証P]との業務提携契約に基づき、AI買取査定サービス「おてがるブランド買取」の概念実証(POC)の取り組みを開始すると発表したことが好感された。「おてがるブランド買取」は、LINEヤフーが運営する「LINE」を利用して、中古ブランド品を大黒屋が買い取り、LINEヤフーのネットオークション「Yahoo!オークション」に出品し、落札価格に応じて上乗せされた買取金額の一定割合が利用者に還元されるサービス。大黒屋では、5月27日に「おてがるブランド買取」のパイロットタイプの提供を開始し、パイロットタイプの期間を経て7月1日から正式版の提供を開始する予定としている。なお、25年3月期業績への影響は軽微としている。
■大阪チタ <5726> 2,635円 (+320円、+13.8%)
東証プライムの上昇率4位。大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> [東証P]が9日ぶり急反騰。同社は前週末24日に決算説明会を開催し、資料をホームページで公開した。このなかで欧米民間航空機向けのチタン展伸材需要は中長期的に拡大するとの見方を示しつつ、スポンジチタンの需給ひっ迫懸念が強まっているとし、生産能力の拡充のための投資計画の具体化を加速すると表明。尼崎工場において新工場を建設し、生産能力を年間4万トンから5万トンに高める方針を示した。中期的に収益が拡大するとの期待を広げる格好となり、見直し買いを集めることとなったようだ。
■トリプルアイ <5026> 1,155円 (+118円、+11.4%)
トリプルアイズ <5026> [東証G]が4日ぶり急反騰。この日朝方、自動車分野における機械設計開発事業やITシステムの設計開発事業を展開するBEX(愛知県豊田市)の全株式を取得し、連結子会社化すると発表。これが好感された。株式の取得額は6億4600万円で、株式譲渡実行日は7月1日。BEXはトヨタグループとの安定的な取引基盤を有しているという。
■電子材料 <6855> 3,685円 (+350円、+10.5%)
日本電子材料 <6855> [東証S]が6日ぶり急反騰。今月20日に4065円をつけ上場来高値を更新した後、調整色を強めたが、目先値ごろ感から買い直された。プローブカードが売り上げの99%を占める専業メーカーで、海外展開にも積極的。台湾のTSMC
■Vコマース <2491> 1,140円 (+100円、+9.6%)
東証プライムの上昇率5位。バリューコマース <2491> [東証P]が6日ぶり急反発。前週末24日の取引終了後、24年12月期の配当予想を従来予想の中間22円・期末20円の年42円から、中間25円・期末29円の年54円に増額修正したことが好感された。なお、前期実績の年53円に比べて1円の増配となる。
■アディッシュ <7093> 823円 (+54円、+7.0%) 一時ストップ高
アディッシュ <7093> [東証G]が急反発、一時ストップ高となった。同社は24日、いじめ匿名連絡サイト「スクールサイン」とチャットを用いた相談窓口「SNS相談」が、経済産業省「 働き方改革支援補助金2024」の支援サービスに採択されたと発表しており、好材料視された。「働き方改革支援補助金2024」は、教職員の業務削減・効率化を進めるべく、学校活動支援サービスの導入を行う事業者に対して事業費などに要する経費の一部を補助する制度。今回、アディッシュと子会社アディッシュプラスがアディッシュコンソーシアムとして支援事業者に採択され、学校非公式サイト・ネットいじめ対策コンサルティング「スクールガーディアン」の2つのサービスを提供し、教職員の業務改善・効率化を支援するとしている。
■コスモス <6772> 4,245円 (+260円、+6.5%)
東京コスモス電機 <6772> [東証S]が5日続急伸。前週末24日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資会社、スイスアジア・フィナンシャル・サービシズによる株式保有割合が12.42%から13.45%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「建設的対話をもとに企業価値・株主価値向上を目指す純投資、及び状況に応じて経営陣へ助言、重要提案行為などを行う可能性がある」としており、報告義務発生日は5月17日としている。
■関西電 <9503> 2,727.5円 (+163円、+6.4%)
関西電力 <9503> [東証P]が3日続急伸。25年3月期は最終利益段階で前期比41%減益見通しと大きく落ち込むものの、「期ずれ」の影響による前期上乗せ分の反動によるもので株価的には織り込みが進み、一方で今期は保有する原発7基の安定稼働が見込まれることが同社最大の強みとなっている。同社は前週21日に、定期検査中だった高浜原発4号機が本格運転を再開したことを発表している。同社株をはじめ電力株は、半導体工場やデータセンターの国内増設に伴う電力需要の増大化を背景に、収益機会の高まりが意識されており上値指向の銘柄が目立った。
■高砂熱 <1969> 6,080円 (+350円、+6.1%)
高砂熱学工業 <1969> [東証P]が急反発。同社は空調工事大手。今月14日に発表した24年3月期連結決算は売上高が前の期比7.2%増の3633億6600万円、経常利益が同56.7%増の261億5000万円と売上高、経常利益とも過去最高を更新。製造業や非製造業の堅調な設備投資が追い風となった。配当は129円と前の期(63円)から大幅増額した。続く25年3月期も増収増益トレンド継続で、配当予想も前期比1円増の130円を見込んだ。あわせて2026年度(27年3月期)を最終年度とする中期経営計画の目標経営指標について、最終年度の経常利益を200億円から300億円へ上方修正すると明らかにした。好業績を背景に同社株への買いが続いている。
■住友電 <5802> 2,469.5円 (+97円、+4.1%)
住友電気工業 <5802> [東証P]が大幅続伸。そのほか、古河電気工業 <5801> [東証P]、フジクラ <5803> [東証P]が堅調に推移した。光ファイバー・ケーブルを手掛ける電線株に買いが集まった。米アルファベット
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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