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■太洋物産 <9941> 1,690円 (+291円、+20.8%) 一時ストップ高
太洋物産 <9941> [JQ]が5連騰、一時ストップ高。5日の取引終了後、株主の敷島ファーム(栃木県那須町)から臨時株主総会招集の請求があったと発表した。太洋物産は21年12月28日の定時株主総会で会社側と敷島ファームがそれぞれ提案した取締役選任案がいずれも否決され、取締役が不在の状況にある。臨時株主総会によるコーポレートガバナンスの強化や株主利益重視への思惑から買われているようだ。
■サイエンスA <4412> 7,130円 (+1,000円、+16.3%) ストップ高
サイエンスアーツ <4412> [東証M]がストップ高。前日5日の米国株市場でFOMC議事要旨の公表をきっかけに長期金利が上昇し、ハイテク株を中心に売りが膨らんだ流れを引き継ぎ、6日の東京市場は全体波乱展開を余儀なくされた。このなか値動きの大きい直近IPO銘柄のなかでも、特に足もと売り込まれていた銘柄の一角に物色の矛先が向かった。サイエンスAのほか、GRCS <9250> [東証M]、フレクト <4414> [東証M]、ハイブリッドテクノロジーズ <4260> [東証M]、CS-C <9258> [東証M]などが大幅高となった。
■JMC <5704> 749円 (+100円、+15.4%) ストップ高
JMC <5704> [東証M]が5連騰、ストップ高となった。年明けからは2営業日連続でストップ高に買われる異彩人気となっていたが、6日も目先筋の売りを吸収し全体波乱相場に逆行しての急騰を演じた。砂型鋳造を得意とする部品メーカーで、自動車業界向けを主力としており、ここ世界的に普及加速が見込まれる電気自動車(EV)関連の新星として投資資金の流入が続いている。同社はトヨタ自動車 <7203> などとも取引関係があることから、トヨタが打ち出すEV戦略で商機が高まるとの見方がでている。会社側では「(自動車向けは)たとえ内燃機関がなくなっても当社はEV向け部品供給で収益機会は確保できる」としており、車体軽量化でアルミなどを扱う同社の活躍余地が今後広がる可能性がある。一方、業績面では21年12月期第3四半期(1-9月)時点で営業損益は5200万円の赤字だが、通期ベースでは小幅ながら黒字転換を予想しており、足もと収益改善傾向にあることもポジティブに評価されたようだ。
■プロルート <8256> 150円 (+12円、+8.7%)
プロルート丸光 <8256> [JQ]が急反発。5日の取引終了後、21年12月27日に発行した行使価額修正条項付第3回新株予約権について、22年1月5日までに大量行使があったと発表しており、将来的な希薄化懸念が一服したとの見方から買いが入ったようだ。合計で2万9400個(交付株数294万株、発行総数の84.73%)が行使された。なお、未行使の新株予約権は5300個になったとしている。
■VIX短先物 <1552> 1,848円 (+145円、+8.5%)
国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が続急伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。5日の米VIX指数は前日4日に比べ2.82(16.68%)ポイント高の19.73と急伸した。一時20.17と警戒ラインとされる20を超える場面があった。同日に公表された12月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で米早期利上げの可能性が浮上したことから米株式市場は大幅安となり、特にハイテク株の多いナスダック指数は3%を超す急落となった。これを受け、6日の東京市場ではVIX短先物が上昇する展開となった。
■ヒマラヤ <7514> 1,045円 (+42円、+4.2%)
東証1部の上昇率4位。ヒマラヤ <7514> が大幅反発。同社は5日に12月度売上速報を発表し、既存店売上高が前年同月比4.8%増と、3ヵ月連続で上振れたことが好感されたようだ。全店とインターネット通販の合計では同1.5%増で、こちらは2ヵ月連続の上振れとなった。
■セキュアヴェ <3042> 296円 (+11円、+3.9%)
セキュアヴェイル <3042> [JQG]が4日ぶりに大幅反発。6日午前9時ごろ、100%子会社LogStareがネットワークセキュリティー・IT資産管理ソフトウェア「LANSCOPE」を展開するエムオーテックス(大阪市淀川区)と技術提携したと発表しており、これが好感された。LogStareのシステム監視、ログ管理、AI予測をワンパッケージで実現する次世代のマネージド・セキュリティー・プラットフォーム「LogStare」において、LANSCOPEオンプレミス版に対応した。これにより、LANSCOPEが持つクライアントPCの操作ログをLogStare上で管理できるようになり、クライアントPCの操作とネットワーク通信の相関分析などの高度なログ分析で企業のセキュリティー対策の更なる強化が可能となるとしている。
■インスペック <6656> 1,876円 (+69円、+3.8%)
インスペック <6656> [東証2]が大幅反発。同社は半導体 パッケージ基板向け外観検査装置を手掛けており、足もとの業績は旺盛な半導体需要を背景に回復色を強めている。5日取引終了後、ロールtoロール型検査装置及び高性能フラットベッド型検査装置の大型受注を獲得したことを発表した。受注総額は約6億1000万円、23年4月期に納入予定となる見通し。これがポジティブサプライズとなり、上値を見込んだ投資資金が流入した。
■ケーヨー <8168> 868円 (+13円、+1.5%)
ケーヨー <8168> が6日続伸。5日の取引終了後、上限を600万株(発行済み株数の9.21%)、または51億3000万円とする自社株を、6日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好材料視された。資本効率の向上と機動的な資本政策の遂行を可能とするとともに、株主還元策の一環として行うとしている。
■ジェイテック <2479> 204円 (+3円、+1.5%)
ジェイテック <2479> [JQG]が反発。5日の取引終了後、「リスキリング」「リカレント」を通して教育・就職を支援する新規事業「まなクル」を開始したと発表しており、これが好感された。新事業は、同社が長年にわたり蓄積した独自の人材育成カリキュラムや、人工知能(AI)、IoT、クラウドを含む最新技術に関するノウハウを基軸として、法人から個人に至るまで「働くこと」「学ぶこと」を支援するサービス。学びから就職に係る実践的かつ一貫したサポートを提供する場所として、日本全国でサービスを展開するとしている。なお、同事業による当面の業績に与える影響は軽微としている。
■オートバクス <9832> 1,425円 (+17円、+1.2%)
オートバックスセブン <9832> が反発。同社は6日、米テスラ
■三菱重 <7011> 2,874円 (+33.5円、+1.2%)
三菱重工業 <7011> が3日続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が5日付で、投資判断「オーバーウエイト」を継続し、目標株価を4710円から4740円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、同社の着実な業績回復とLNG-GTCC(GTCC)の受注回復を評価。プラント案件の引当計上などで第2四半期(7-9月)業績が大幅に下振れしたが、第4四半期(1-3月)に収益性の高いGTCCや原子力のサービス案件が集中することなどで第2四半期の出遅れは挽回可能と判断したという。
■宮越HD <6620> 1,002円 (+10円、+1.0%)
宮越ホールディングス <6620> が5日ぶり反発、朝方に一時8.5%高の1076円まで買われる場面があった。5日の取引終了後、中国深センで進めている「ワールドイノベーションセンター(仮称、WIC)」開発プロジェクトについて、現地当局の深セン市福田区人民政府(都市更新・土地整備局)がWIC開発候補地を中心とする都市更新単元計画を承認したことを2021年12月30日付で公告したと発表しており、これが好感されたようだ。これに伴い会社側では今後、現地当局とWICのマスタープラン作成などに向け本格的な協議を進めていくとしている。
※6日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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