鋳鉄管、前期経常は黒字浮上で上振れ着地・1-3月期(4Q)経常は黒字浮上、今期業績は非開示

　日本鋳鉄管 <5612> が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期の連結経常損益は5.6億円の黒字(前の期は10.2億円の赤字)に浮上し、従来予想の4.8億円の黒字を上回って着地。なお、21年3月期の業績見通しは開示しなかった。

　同時に、今期の年間配当は未定とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結経常損益は0.5億円の黒字(前年同期は7.6億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-26.5％→1.2％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　(1)個別業績予想と実績値の差異　２０２０年３月期通期個別業績につきましては、合理化施策推進による更なるコスト低減、販価改善に取り組んでまいりましたことに加え、スクラップ価格が安価に推移するなどの環境改善もありました。　売上高及び損益につきましては概ね、前回発表予想並みとなりましたが、当期純損益につきましては、経常損益の増加影響に加え、繰延税金資産を計上する予定であることから、前回発表予想に対して９５百万円(30.7％)増益となりました。(2)連結業績予想　(1)個別業績予想と実績値の差異により、２０２０年３月期通期連結業績も前回発表予想に対して、親会社株主に帰属する当期純利益１億32百万円増（35.9％増）となりました。