鋳鉄管が２０年３月期業績及び配当予想を上方修正

　日本鋳鉄管<5612.T>が２９日の取引終了後、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を１２９億４０００万円から１３４億３０００万円（前期比４．３％増）へ、営業利益を２億１０００万円から４億４０００万円（前期１０億４１００万円の赤字）へ、最終利益を１億５０００万円から３億７０００万円（同４７億３３００万円の赤字）へ上方修正した。

　販売価格の改善活動が順調に成果を上げたことに加えて、製造部で取り組んできた大規模合理化の進展や、資産を身の丈に合わせる減損損失計上により減価償却費を低減した効果などが寄与した。

　また、業績予想の修正に伴い、従来２０円を予定していた期末一括配当を１０円増額して３０円（前期無配）にするとあわせて発表した。

　なお、同時に発表した第３四半期累計（１９年４～１２月）決算は、売上高１０４億６４００万円（前年同期比４．６％増）、営業利益４億９１００万円（前年同期２億７９００万円の赤字）、最終利益４億３０００万円（同３８億１９００万円の赤字）だった。

出所：MINKABU PRESS