愛知鋼、非開示だった今期経常は96％減益、未定だった上期配当は無配転落

　愛知製鋼 <5482> が7月31日後場(13:20)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は26.1億円の赤字(前年同期は30.2億円の黒字)に転落した。
　併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比96.4％減の5億円に落ち込む見通しを示した。
　同時に、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常損益が55億円の赤字(前年同期は60.1億円の黒字)に転落する見通しを示した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の4.7％→-7.4％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　新型コロナウイルスの感染拡大による影響を合理的に算定することが困難であるため、業績予想及び配当予想を未定としておりましたが、主要顧客の生産動向等がある程度見えてまいりましたので、現時点で入手可能な情報に基づき、今回、業績予想及び配当予想を公表いたします。　配当予想につきましては、業績予想数値に記載のとおり第２四半期累計で損失が見込まれるため、誠に遺憾ながら第２四半期末は無配とさせていただきます。また、期末につきましては、経営環境の先行きに不透明感が残ることから引き続き未定とさせていただき、決定次第速やかに公表いたします。　なお、上記見通しは、新型コロナウイルスの収束時期や影響範囲など外的要因により大きく変動する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす事象が生じた場合には速やかに公表いたします。(注)上記の業績予想及び配当予想につきましては、当社グループの予想に基づくものであり、実際の業績は様々な要因の変化により異なる場合があることをご承知おきください。