山陽鋼、今期経常を一転2％増益に上方修正・最高益、配当も5円増額

　山陽特殊製鋼 <5481> [東証Ｐ] が2月1日後場(13:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比42.3％増の206億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の200億円→220億円(前期は216億円)に10.0％上方修正し、一転して1.6％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の62.8億円→82.8億円(前年同期は111億円)に31.8％増額し、減益率が43.8％減→25.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の85円→90円(前期は90円)に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比72.1％増の69.7億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の4.7％→7.3％に改善した。

株探ニュース