日カーボンが５連騰で６年半ぶり高値圏走る、炭化ケイ素連続繊維に思惑

　日本カーボン<5302.T>が５連騰。時価は２００８年９月以来６年半ぶりの高値圏を走る展開。前週後半から商いも急増しており、にわかに市場関係者の注目を集めているもようだ。超高温に耐える炭化ケイ素連続繊維が航空機エンジン向けなどで引き合いが高水準で、米ゼネラル・エレクトリック（ＧＥ）との連携を材料視する動きが強まっている。日本カーボンが５０％を出資し、米ＧＥが２５％、仏サフランが２５％を出資する合弁会社ＮＧＳアドバンストファイバーは富山県に本拠を置き、炭化ケイ素連続繊維の生産能力増強のための新工場建設を既に決定、本格稼働する１７年夏には生産能力を年１０トンまで引き上げる方針にある。

日カーボンの株価は１２時３８分現在３７０円（△１６円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）