＜クローズアップ＞ ６兆円のビッグプロジェクト、高速道路 大規模更新へ（３／３）

　このほか、トンネル修繕工事では、覆工材を手掛けるジオスター<5282.T>、日本コンクリート工業<5269.T>などの存在も欠かすことはできず、需要増加が期待できる。

　一方、首都圏では、２０年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、環状道路の整備が急ピッチで進められている。主なところでは、東京外かく環状道路・東京都内区間（事業費１．３兆円）、横浜環状道路（事業費８６００億円）などがあり、これら新設高速道路の総事業費は、２兆円以上。これを大規模更新の事業費に合わせると６兆円以上のプロジェクト規模になる。

　これによりリニア中央新幹線の予算規模（東京～名古屋の工事費約５．５兆円）に匹敵するプロジェクトが控えていることになり、関連企業にとっての好環境が続くことになろう。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）