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前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

配信元:株探
投稿:2024/08/15 05:30

フルッタ <2586>  66円 (+30円、+83.3%) ストップ高

 フルッタフルッタ <2586> [東証G]がストップ高。同社は14日午後1時30分ごろ、25年3月期第1四半期(4-6月)の単独決算を発表。営業損益が1400万円の黒字(前年同期は9200万円の赤字)に浮上したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比74.4%増の4億7200万円で着地。事業の中心であるアサイー関連商品の売り上げが大きく伸長したことなどが寄与した。なお、通期業績予想については売上高14億3000万円(前期比25.7%増)、営業損益は1億円の赤字(前期は2億6300万円の赤字)とする従来見通しを据え置いている。

BTM <5247>  1,332円 (+300円、+29.1%) ストップ高

 BTM <5247> [東証G]がストップ高。同社は8月13日大引け後(15:00)に決算を発表、25年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比21.4%増の3400万円に伸び、通期計画の7000万円に対する進捗率は48.6%に達し、さらに前年同期の18.7%も上回ったことで好感されたようだ。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の0.35%にあたる5000株(金額で1250万円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、こちらも好材料視されたようだ。買い付け期間は8月19日から9月20日までとなる。

アンビDX <3300>  1,362円 (+300円、+28.3%) ストップ高

 アンビション DX ホールディングス <3300> [東証G]がストップ高。13日の取引終了後に発表した25年6月期連結業績予想で、売上高532億9400万円(前期比26.7%増)、営業利益35億2600万円(同29.4%増)、純利益22億7900万円(同39.1%増)と大幅増収増益を見込み、年間配当予想を前期比68円増の105円としたことが好感された。ストック型ビジネスである主力の賃貸DXプロパティマネジメント事業で管理戸数の積み上がりによる拡大が見込まれるほか、事業間における相乗効果に期待。また、フロー型ビジネスである売買DXインベスト事業で買い取り再販の大幅な伸長が見込まれ、業績押し上げに貢献する。なお、24年6月期決算は、売上高420億6500万円(前の期比16.1%増)、営業利益27億2600万円(同70.0%増)、純利益16億3800万円(同70.4%増)だった。同時に、26年6月期を最終年度とする中期経営計画について、数値目標を営業利益で30億円から42億5000万円へ上方修正しており、これも好材料視された。DX推進により賃貸DXプロパティマネジメント事業の業務効率化を行い、売上高と生産性の向上を実現したほか、売買DX買い取り再販事業の大型案件の獲得に向けたリソース投下が売上高と収益に貢献するなどした結果、業績が当初の計画を大きく上回っていることが要因としている。

アソインター <9340>  1,275円 (+252円、+24.6%)

 アソインターナショナル <9340> [東証S]が急反騰。同社は13日取引終了後、25年6月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比13.7%増の6億2000万円としていることや、期末一括配当計画を前期比5円増配の40円としていることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は同8.0%増の38億2800万円を見込む。歯科矯正装置の販売が堅調に推移するとみており、アライナー(マウスピース型矯正装置)やIDB(インダイレクト・ボンディング)、リテーナーをはじめとする主力商品のほか、口腔内スキャナーや3Dプリンターなどのデジタルトランスフォーメーション(DX)化商品の提案・プロモーションなどとあわせて持続的な成長を目指すとしている。

マリオン <3494>  412円 (+80円、+24.1%) ストップ高

 マリオン <3494> [東証S]がストップ高。13日の取引終了後、24年9月期第3四半期累計(23年10月-24年6月)の単体決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを8000万円増額して3億4000万円(前期比2.4倍)とした。過去最高益予想を上積みする形で利益予想を引き上げており、好感されたようだ。一部の販売用不動産の営業活動で進捗の遅れが発生したことに伴い、通期の売上高予想は1億3000万円減額して28億7000万円(同2.2%増)に引き下げた。半面、一般管理費などが計画を下回る見込みとなり、影響を業績予想に反映させた。第3四半期累計の売上高は前年同期比39.9%減の14億6200万円、最終利益は同15.9%減の1億2200万円となった。同時にマリオンは、ブロックチェーン技術を用いた有価証券などの権利を交換する基盤の開発・提供を手掛けるBOOSTRY(東京都千代田区)との間で、業務提携基本契約を締結すると発表。不動産特定共同事業法に準拠した新商品のスキーム組成や、新商品の発行のためのITインフラの構築などで提携していくという。

ポート <7047>  2,192円 (+400円、+22.3%) ストップ高

 ポート <7047> [東証G]がストップ高。同社は13日取引終了後、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比2.0倍の9億4500万円となり、通期計画の29億円に対する進捗率は32.6%となった。売上収益は同44.2%増の47億5800万円で着地。人材・エネルギー領域の大幅な事業成長に加え、「ネットビジョンアカデミー」の事業譲渡による譲渡益が発生したことが寄与した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。また、株主優待を実施することもあわせて公表。24年9月末及び25年3月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対し、それぞれQUOカード5000円分(年2回で計1万円)を贈呈するとしている。

リベース <5138>  954円 (+150円、+18.7%) ストップ高

 Rebase <5138> [東証G]がストップ高。同社は8月13日大引け後(15:05)に決算を発表、25年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比54.1%増の9400万円に拡大し、通期計画の3億8000万円に対する進捗率は前年同期の18.2%を上回る24.7%に達したことが好感されたようだ。

ジーダット <3841>  2,132円 (+322円、+17.8%)

 ジーダット <3841> [東証S]が続急騰。東京証券取引所が13日の取引終了後、信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を14日売買分から解除すると発表。取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買われたようだ。日本証券金融も14日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。

日基技 <1914>  664円 (+100円、+17.7%) ストップ高

 日本基礎技術 <1914> [東証S]がストップ高。地盤改良や建設基礎工事を専業で手掛けるが、独自工法を強みに受注拡大が顕著で都市開発などの大型案件が収益に寄与している。13日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4-6月)決算は営業利益が前年同期比2.6倍の7億2500万円と急拡大、中間期予想の6億7000万円を超過した。これがポジティブサプライズとなり、投資資金を呼び込んだ。

HPCシス <6597>  1,137円 (+150円、+15.2%) ストップ高

 HPCシステムズ <6597> [東証G]がストップ高。13日の取引終了後、24年6月期の連結決算発表にあわせ、25年6月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比4.2%増の72億4000万円、最終利益は同36.8%増の4億900万円を計画する。同時に取得総数20万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.66%)、取得総額2億円を上限とする自社株買いの実施も公表しており、ポジティブ視されたようだ。年間配当予想は同1円増配の26円とした。人工知能(AI)やディープラーニング、ビッグデータなどの技術革新に対する需要は引き続き堅調な状況と指摘。顧客提案力の向上と収益力の改善に注力していく方針だ。更に、同社は中期経営計画も発表した。最終年度となる27年6月期に売上高86億円、営業利益9億円(25年6月期見通しは6億円)に伸ばす目標。24年6月期の売上高は69億4500万円、最終利益は2億9900万円と計画に対して上振れして着地した。

サッポロHD <2501>  7,144円 (+920円、+14.8%)

 東証プライムの上昇率2位。サッポロホールディングス <2501> [東証P]が続急騰。13日の取引終了後、24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比3.8%増の2476億5800万円、最終損益は60億8000万円の黒字(前年同期は51億400万円の赤字)となった。最終損益の黒字額は、通期計画に対して進捗率が約61%となった。あわせて同社はグループ価値向上に向けた中長期経営方針に関する検討状況について報告。不動産事業に関しては9月中旬をメドに、外部からの提案募集を開始する予定だと明らかにした。不動産物件の売却を通じて企業価値が一段と高まるとの見方も重なり、発表内容を評価した買いが集まっている。1-6月期は国内では黒ラベルブランドを中心にビールの販売が伸長した。前期に計上した減損損失の反動や資産売却などの効果もあって、黒字転換につなげた。

アストロHD <186A>  789円 (+100円、+14.5%) ストップ高

 アストロスケールホールディングス <186A> [東証G]がストップ高。13日の取引終了後、アストロHDの英国子会社が欧州エアバスの子会社であるAirbus Defence and Spaceとの間で、協業の可能性に関する覚書を締結したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。地球の軌道上のデブリの除去に向け、アストロHDの今後のミッションでエアバスのロボットアーム「ビスパ」を取り入れる可能性を模索するなど、画期的な方法について検討を進める。軌道上の衛星に対するメンテナンスや修理、改修に向けた技術やソリューションの開発なども協業分野とする。

JFLAHD <3069>  175円 (+22円、+14.4%)

 JFLAホールディングス <3069> [東証S]が3日続急騰。13日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高163億2300万円(前年同期比0.4%増)、営業利益4億9800万円(同17.2倍)となり、大幅な営業増益となったことが好感された。事業ポートフォリオの再構築及び不採算事業の売却による連結子会社数減少の影響はあるものの、生産事業で牛乳、乳飲料、ヨーグルト、豆乳などの売り上げが順調に推移したほか、収益性の高い余乳処理受託加工収入が増加した。また、前期に実施した値上げの効果や、流通事業で実施した商品価格改定効果なども寄与した。なお、25年3月期通期業績予想は、売上高600億円(前期比11.6%減)、営業利益8億5000万円(同4.3%増)の従来見通しを据え置いている。

アグロカネシ <4955>  1,293円 (+152円、+13.3%)

 アグロ カネショウ <4955> [東証S]が3日続急騰。13日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、売上高を160億300万円から160億5200万円(前期比2.5%増)へ、営業利益を10億8000万円から12億7700万円(同7.4%減)へ、純利益を5億2400万円から6億9300万円(同14.4%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を34円から41円とし年間配当予想を57円(前期32円)としたことが好感された。売上高はほぼ計画通りで進捗していることに加えて、研究開発費用が想定を下回ることが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(1-6月)決算は、売上高87億3500万円(前年同期比9.4%増)、営業利益11億8600万円(同62.3%増)、純利益7億8700万円(同57.9%増)だった。

トリドリ <9337>  1,560円 (+168円、+12.1%)

 トリドリ <9337> [東証G]が続急騰。同社は8月13日大引け後(15:00)に決算を発表、24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比2.9倍の1億1200万円に急拡大したことが好感されたようだ。通期計画の4億3000万円に対する進捗率は26.0%にとどまり、前年同期の33.0%も下回った。

タウンズ <197A>  473円 (+44円、+10.3%)

 タウンズ <197A> [東証S]が急反騰。13日の取引終了後に発表した25年6月期の単独業績予想で、売上高192億7300万円(前期比4.5%増)、営業利益83億800万円(同3.5%増)、純利益60億1900万円(同4.2%増)を見込み、年間配当予想を前期比25銭増の28円としたことが好感された。 新型コロナウイルス感染症の抗原検査の数量ベースの市場規模は前期と同等程度と見込んでおり、新型コロナウイルスの検査キット及び新型コロナウイルスとインフルエンザを同時検査できるコンボキットの売上高への貢献を見込むほか、コロナ禍以前の主力製品であったインフルエンザやアデノウイルスなどの各検査キット群が業績に寄与する見通し。なお、24年6月期決算は、売上高184億3400万円(前の期比17.6%増)、営業利益80億3000万円(同61.7%増)、純利益57億7400万円(同90.3%増)だった。

ラクス <3923>  2,082.5円 (+171円、+9.0%)

 東証プライムの上昇率6位。ラクス <3923> [東証P]が6日続急伸。2000円近辺に位置する25日移動平均線を一気に上回るなど、異色の急騰パフォーマンスをみせた。クラウドサービスによるメール管理や経費精算を主力に手掛け、IT人材の派遣業務などにも展開する。クラウド事業がインボイス対応特需で業績を押し上げており、収益高成長路線に突入している。13日取引終了後に発表した25年3月期第1四半期(24年4-6月)決算は、営業利益が前年同期比2.3倍の23億2700万円と大幅な伸びを達成した。これを手掛かり材料に物色人気が増幅されたようだ。

セイコーG <8050>  4,310円 (+305円、+7.6%)

 セイコーグループ <8050> [東証P]が4日続急伸。13日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を3000億円から3060億円(前期比10.5%増)へ、営業利益を170億円から180億円(同22.1%増)へ、純利益を110億円から115億円(同14.4%増)へ上方修正したことが好感された。第1四半期においてウォッチを中心とするエモーショナルバリューソリューション事業が大幅な増収となったほか、電子デバイス・精密デバイスなどデバイスソリューション事業やシステムソリューション事業も堅調に推移し、第2四半期以降も順調な推移が見込まれることが要因としている。なお、第1四半期(4-6月)決算は、売上高740億4000万円(前年同期比17.6%増)、営業利益51億400万円(同80.8%増)、純利益34億9200万円(同44.8%増)だった。

光通信 <9435>  28,200円 (+1,615円、+6.1%)

 光通信 <9435> [東証P]が続急伸。同社は8月13日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表、25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比40.2%増の458億円に拡大し、通期計画の900億円に対する進捗率は51.0%に達し、5年平均の27.1%も上回った。同時に、今期の上期配当を従来計画の306円→312円に増額し、下期配当も従来計画の306円→312円に増額修正したことで好感されたようだ。年間配当は624円(前期は638円)となる。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.13%にあたる50万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、こちらも好材料視されたようだ。買い付け期間は8月14日から11月30日までとなる。

マブチ <6592>  2,251.5円 (+119円、+5.6%)

 マブチモーター <6592> [東証P]が4日続急伸。14日、24年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しをこれまでの140億円から154億円(前期比20.7%減)に引き上げた。また、取得総数200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.6%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施も公表しており、これらを材料視した買いが入ったようだ。今期の売上高予想は10億円増額して1890億円(前期比5.8%増)に修正した。売価・プロダクトミックスの改善や円安による効果などを業績予想に織り込んだ。自社株の取得期間は16日から12月23日まで。取得した全株式を消却する予定。1-6月期の売上高は前年同期比16.8%増の952億6700万円、最終利益は同23.5%増の125億600万円となり、ともに計画を上回って着地した。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース
配信元: 株探
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