【売り】住友大阪セメント:10月は売りが勝率71%、買い材料はあるものの統計的には売りが優勢
【要旨】
直近は横ばいな期間が続いていますが、10月も統計的に売りが優勢。ここは売りを仕込んでおきたいところ。
【住友大阪セメント株式会社とは?】
硝子・土石製品製造業。セメントの製造や販売が中心。新材料事業も展開。
【最近のトピック】
8月29日の報道によると、「土壌汚染対策用の薬剤の設備を増強」するとのことで、買い材料。また、9月17日の発表によると、所在不明株主の株を売却(あるいは自社株買い)することを検討しているとのこと。
【どんな値動きをしているの?】
直近3ヶ月は330〜390円のレンジを横ばいに推移。9月29日時点では、実績PBRは約1倍、予想PERは約13倍を維持しての推移となっています。
【ここがポイント!】
統計的にも売りが有利
過去14回、10月初めから終わりにかけて株式を売却した場合の勝率が71.43%と非常に高いことが分かっています。損した取引も4回ありましたが、その際の平均損失は3.21%と利益幅と比べれば半分以下と小さめ。データ上ではアップサイドも小さいことから、売りが有利と分かっています。
【まとめ】
以上の理由より、10月中は売りで攻めていきたいところ。
【留意点】
統計的に優位ではあるものの、上昇となる可能性があるためロスカットは必須です。また、詳しい売買手法に関しては次項を参照して頂ければ幸いです。
【統計解析の結果の概要】
利用した戦略:10月厳選注目銘柄
検証期間:2000年1月4日~2013年10月31日
取引回数:14回
対象銘柄:【住友大阪セメント】
売買手法:10月初め寄付売り→10月末引成買い
勝率:71.43%
勝ちトレード平均利益:+6.59%
負けトレード平均損失:-3.21%
平均損益率:+3.79%
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