フコク、前期経常を30％上方修正、配当も12円増額

　フコク <5185> が5月12日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→14.3億円(前の期は9.7億円)に30.0％上方修正し、増益率が12.4％増→46.1％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の16.2億円→19.5億円(前年同期は2.3億円)に20.3％増額し、増益率が7.0倍→8.5倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→22円(前の期は20円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2021年３月期の通期連結業績予想につきましては、2021年2月9日に上方修正を致しましたが、新型コロナウイルス感染症の収束時期の目途が立たない状況が続いているものの、当社グループの主要顧客先である自動車産業は、米国、中国における自動車販売の好調などにより生産が回復しており、当社グループの受注も前回予想を上回りました。また、損益面においては、損益分岐点売上高を引き下げるべく、生産工程の合理化、多能工化、間接業務の効率化、経費削減等、あらゆる改善活動に取り組んだ結果、収益力が向上しており、特に第4四半期連結会計期間については、その効果が顕著となりました。　従いまして、上記の通り通期連結業績予想を修正いたします。

　　2021年3月期の配当予想につきましては、今回の連結業績予想の修正に伴い、2021年2月に公表した中期経営計画の連結配当性向の目標値である「連結配当性向30% 年間配当予想」を前倒し、直近の配当予想から12円増配し、22円とさせていただきます。＊上記の予想は、現時点で入手された情報に基づき判断したものであり、実際の業績は様々な要因により、上記予想と異なる可能性があります。