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Rebase、通期は上方修正予想を上回る着地 売上高・各段階利益・最重要指標である利用総額が過去最高を更新

投稿:2023/05/17 20:00

目次

佐藤海氏:株式会社Rebase代表の佐藤海と申します。本日はお忙しい中、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。本日の決算説明で弊社に対するご認識とご理解をいただけたらと思っています。

前半は弊社について、会社概要、事業概要、2023年3月期の業績、2024年3月期の業績予想について順にご説明します。最後に弊社の成長戦略に添った取り組みの一部をお話しし、後半はみなさまからのご質問に一つひとつご回答します。

会社情報

会社概要です。株式会社Rebaseは、2014年4月8日に設立しました。現在10期目で、約30名の従業員とともにレンタルスペースの予約プラットフォーム「インスタベース」を運営しています。2022年12月16日に、東京証券取引所グロース市場に上場しました。

Vision・Mission

VisionとMissionです。弊社は「一人ひとりの『らしさ』であふれる世界」をVisionとして掲げ、その実現に向けて自らに課しているMissionが「『できる』をあたりまえに」です。

私たちは、日本中どこであっても、やりたいことや夢描いていることに、思いのままにチャレンジでき、一歩踏み出せるような、今よりもっと活気ある街や国にしていくための環境を整えていくことが必要であると考えています。だからこそ私たちは、より活気ある世の中の実現に挑戦しています。

代表紹介

私の自己紹介です。法政大学入学後、2010年から3年間シリコンバレーに留学しました。そこでは現地の大学に通いながら複数のスタートアップでインターンをしたり、テックカンパニーを訪問したり、テック系イベントに数多く参加したりとアクティブに活動していました。2013年に帰国し、2014年に株式会社Rebaseを設立しました。

役員紹介

役員紹介です。当社の共同創業者である髙畠裕二とは、私が留学に行く前に日本で出会い、シリコンバレーでも頻繁に会ってビジネスアイデアについて話し合う仲でした。

石田アレックスとはシリコンバレーで出会い、当時一緒にビジネスアイデアを考えたり、Webサービスの立ち上げに挑戦したりしていました。彼自身はUber Japanで「Uber Eats」の立ち上げを経験し、2017年に弊社にジョインしています。

大辻琢磨とは、ビジネスについてお互いに相談したり近況を報告したりと、頻繁に会って話し合う仲でした。彼自身はヤフーで主に営業やビジネス開発を経験した後、石田と同様2017年に弊社にジョインしています。

成長の軌跡

弊社のこれまでの歩みです。2014年に、私と髙畠が、自分たち自身が日々集まる場所や活動する場所に困っていたことをきっかけに弊社を設立しました。資本金25万円という非常にミニマムな設立だったため、オフィスを持つお金は当然なく、カフェを転々としながら活動していました。

その後、少人数でコツコツとなんとか事業を伸ばしていき、2017年に念願だった初めてのオフィスを代官山に構えました。そこから約4年半にわたって代官山オフィスで事業を拡大し、2022年4月に自分たちが理想とするオフィスを実現するべく、現在の表参道にオフィスを移転しました。少人数で効率的に最大限の結果を出し続けることに注力し、フォーカスし続けた9年間でした。

インスタベースとは

弊社の事業についてご説明します。私たちは会社設立時から「インスタベース」というレンタルスペースの予約マッチングプラットフォームを運営しています。こちらは、使える場所を探している人と、場所を提供したい人をマッチングするサービスです。

一人ひとりの目的や条件に合うさまざまなレンタルスペースを、使いたい時に使いたい分だけフレキシブルに予約して使うことができます。掲載スペース数は27,000件を超えており、日本最大のサービスとなっています。

インスタベースのビジネスモデル

「インスタベース」のビジネスモデルはいたってシンプルです。「インスタベース」上で成立した予約金額の一部をスペース掲載者から手数料としていただくのみの、完全成果報酬モデルのサービスとなっています。

ユーザーに寄り添った料金体系

料金体系もわかりやすく、シンプルな設計にしています。スライド左側のスペース利用者は、スペースを使うためのスペース利用料のみが発生します。月額会員費用や、スペース利用料に上乗せして徴収する手数料は一切いただいていません。

スライド右側のスペース掲載者には、「インスタベース」上で成立した予約のスペース利用料の一部を成約手数料として弊社にお支払いいただいています。スペース掲載料などの月額固定費用は一切発生しませんし、もし「インスタベース」上で予約が1件も生まれなければお支払いいただく金額はありません。

そのため、リスクなく遊休スペースをレンタルスペースとして有効活用することができます。このように安心してスペースを掲載できる環境を用意しています。

幅広い利用用途でマッチング効率を追求したプラットフォーム

「インスタベース」の特徴的な要素です。2022年度の1年間で2,300万人以上の方々がサイトに訪問しており、「インスタベース」に掲載されている27,000件以上のスペースの中から検索し閲覧しています。

この中でも特にスライド中央の円グラフは「インスタベース」の強みといえる特徴です。こちらは2022年度における利用用途別の予約数の割合を示しています。グラフのとおり、どれか1つの利用用途に予約が集中することなく、幅広い利用用途で満遍なく集客できています。

これは、1件でも多くのスペースに1件でも多くの予約を受け付けられるプラットフォームを目指して取り組んできた結果であり、現在も目指すところは変わりません。

リピート率の高い利用用途でストック型の成長を実現

利用用途ごとのリピート率です。幅広い利用用途で集客できているだけでなく、高いリピート率を実現できていることも「インスタベース」の特徴の1つとなっています。フロー型のビジネスに見られがちですが、リピート率の高い利用用途で予約数を積み上げていくことで、安定的な成長を可能とするストック型のビジネスを実現しています。

インスタベースの成長を支える当社の強み

弊社の強みの源泉と構造についてご説明します。創業時の原体験から、私たちRebaseには「ユーザーファースト」「効率性重視」「コスト意識」のマインドが文化として深く根付いています。

徹底したコスト意識を持つことで、データドリブンで効率的な集客に磨きをかけてきました。また、ユーザー目線でプロダクトを作り込むため、自社開発にこだわって開発力を高めてきました。そして、「インスタベース」から得た幅広く豊富なデータアセットをさらなる集客と開発に役立てています。

このような取り組みが高いリピート率と効率的なサービス運営へとつながり、そこから生み出される利益を自分たちの強みの一つひとつに再投資することで、さらなる好循環を生み出しています。

また、私たちはこれらの強みを基盤とし、変化対応力の高い柔軟な経営を実現してきました。その結果として、コロナ禍においても売上と利益を落とすことなく、右肩上がりの成長を実現しています。今後も、新型コロナウイルス感染拡大のような予測不可能な事態が生じたとしても、可能な限り機動的かつ柔軟な経営で成長し続けます。

重要指標の構成

通期決算について、まず「インスタベース」における重要指標をご説明します。「インスタベース」における最重要指標は利用総額で、スペースの利用数と予約の平均単価の掛け合わせで構成されています。

そのため、それぞれの指標が成長していれば、当然利用総額も大きく成長します。この利用総額の成長のために、弊社では特に利用数の成長を重要視して取り組んできました。

重要指標の成長推移:利用数

各指標について詳しくご説明します。利用数については、第4四半期は前年同期比32.1パーセント増の23万5,000件のスペース利用がありました。通期では前期比27.9パーセント増の87万8,000件となっています。

第1四半期から第4四半期にかけて単に利用数を増やせただけではなく、四半期ごとの前年同期比成長率も、期末に向かって右肩上がりに成長させることができました。コロナ禍が継続していましたが、積極的な各種施策の実行やサービス体験の改善に注力した結果、ビジネスやレッスン、講座といったリピート率の高い利用用途で利用数を拡大できています。

重要指標の成長推移:平均単価

平均単価です。コロナ禍では、1予約あたりの利用人数や利用時間が縮小したことにより、平均単価も減少していました。直近ではコロナ禍収束に向けた動きから利用人数や利用時間が増加傾向にあるため、マーケティング施策を実施しさらなるスペース利用を促進してきました。

その結果、第4四半期の平均単価は前年同期比12.4パーセント増の約4,500円、通期では前期比6.9パーセント増の約4,300円となりました。

重要指標の成長推移:利用総額

各重要指標を成長させることができた結果、最重要指標である利用総額は前期比36.8パーセントの成長となり、利用総額は過去最高の約38億円となりました。また、第4四半期の利用総額は前年同期比48.5パーセント増で、第1四半期から第4四半期にかけて前年同期比成長率を増加させながら、非常に良いかたちで2023年3月期を締めくくることができました。

重要指標の成長推移:掲載スペース数

最重要指標である利用総額を最大化するためには、掲載スペース数の成長が欠かせません。自然流入によるスペース獲得に加え、さまざまな業界の大手企業さまとのアライアンスを実現できたことにより、第4四半期の掲載スペース数は前年同期比41パーセント増の約26,800件となりました。

なお、2023年5月現在、すでに掲載スペース数は27,000件を超えています。今後もこのような取り組みを実施していくことで、掲載スペース数の最大化を実現していきたいと考えています。

2023年3月期 通期業績

各重要指標を成長させることができた結果、2023年3月期の業績は、2023年2月10日に発表した修正後の業績予想を上回る着地となりました。

売上高は前期比30パーセント増の11億6,000万円で過去最高となっています。営業利益は前期比21パーセント増の2億5,500万円で、売上と同様過去最高となりました。営業利益率は22パーセントで着地しています。

販管費の内訳(前期比較)

2022年3月期と2023年3月期における販管費の内訳比較です。主に広告宣伝費、支払手数料、業務委託費が増加したことにより、販管費は前期比で2億2,000万円増加しています。

広告宣伝費については、利益を確保できるラインでしっかりと費用投下し、費用対効果を図りながら積極的に集客強化を図ってきました。支払手数料の増加は、主に「インスタベース」の利用総額拡大に伴う決済手数料の増加によるものです。業務委託費は主に開発人員の拡充、地代家賃については2022年4月にオフィスを移転したことにより増加しています。

四半期推移:売上高

2022年3月期以降の四半期別売上高の推移です。2023年3月期第4四半期の売上高は前年同期比38.8パーセントの成長となっており、四半期売上高は2四半期連続で3億円を超えています。

その理由としては、成長市場であることに加え、第3四半期の10月から12月がレンタルスペースに対する認知とニーズが1年間でもっとも高まる繁忙期のため、上半期よりも下半期に売上が偏重する傾向があるからです。

四半期推移:販管費の内訳

2022年3月期以降の四半期別販管費の内訳と推移です。 2023年3月期第4四半期は前年同期比11パーセント増ですが、売上高成長率がそれを上回って成長しています。また、決算賞与の支給に伴い人件費が増加し、第3四半期と比較して全体で約2,700万円増となりました。

通期トピックスサマリ:掲載スペース数の増加

成長戦略に添って取り組んできた2023年3月期の主なトピックスをご説明します。まず、掲載スペース数の増加に関連するトピックです。住友不動産さまの分譲マンションの共用スペースや、京都トヨタさまの店舗スペース、野村不動産さまが展開されているH1T、そしてホテルやワークブースなど、数多くの企業とのアライアンスを実現することで掲載スペース数を増加させてきました。

単にスペース数が増えただけではなく、実用的で利便性の高いスペースの選択肢が増え、広がってきたことにより、スペース利用者が感じる安心感を創出できています。また、大手企業との協業は認知拡大にもつながりました。

通期トピックスサマリ:UI/UXの改善

UI/UXの改善に関連するトピックスです。360度画像を用いたスペース紹介、クラウド録画カメラなどの各種IoTデバイスとのシステム連携、スペース紹介文のAI自動生成機能の提供など、スペース掲載者によるスペース運営の効率化をサポートする取り組みを実施しました。そのほか、「インスタベース」におけるサイトのトップページリニューアルや継続的なアプリ改善を通じて、UI/UXの向上を図っています。

通期トピックスサマリ:集客力の向上

集客力向上を目的とした取り組みについてです。インフルエンサーとのコラボ企画を積極的に行うことで、新たな集客チャネルや認知拡大に取り組んできました。アイリスオーヤマさまと実施した取り組みでは、スペース利用時のより良い体験の創出だけでなく、本来は購入しなければ使用できない家電製品を、スペース内で実際に手に取ってご利用いただけるといった、新しい体験の提供も開始しています。

また、クーポン・ポイント施策においては、新規ユーザーの獲得だけでなく、リピート利用の促進や平均単価の引き上げにも寄与する取り組みを実施することができました。そのほか、大手企業が展開するサービスとの連携により「インスタベース」への利用導線を創出する取り組みも開始しています。

通期トピックスサマリ:その他

そのほかのトピックスとしてスライドに2点挙げています。1つ目に、2017年に初めて構えた代官山オフィスから、現在の表参道にオフィスを移転しました。社内外の結束力を高めることを何よりも重要な目的とし、安心してクリエイティビティを発揮できるよう、オフィスのいたるところにさまざまな工夫を凝らしています。

2つ目に、2022年12月16日に東京証券取引所グロース市場に上場しました。この上場をスタートとし、これまで以上に事業を拡大して世の中により一層貢献できる会社になれるよう尽力していきます。

引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。

2024年3月期 業績予想

4月から始まっている2024年3月期の業績予想についてご説明します。業績予想としては、売上高は前期比27パーセント増の14億7,600万円、営業利益は前期比19パーセント増の3億200万円、営業利益率は21パーセントです。

引き続き主力サービスである「インスタベース」のサービスをしっかりと成長させながら、新規サービスの展開も行っていきたい考えです。

2024年3月期 各重要指標における目標

業績予想を実現するために必要となる、各重要指標の目標値です。それぞれの指標で高い成長率を維持し、事業拡大をしていきます。

市場規模

成長戦略です。私たちが展開している「インスタベース」はスペースシェア市場にカテゴライズされており、2022年度における市場規模は約3,800億円になっています。2032年には、こちらの規模が約4.8兆円に拡大すると想定されており、成長軌道にある市場でしっかりとサービスを展開できているといえます。

また、スペースシェア市場には、貸会議室やレンタルスペースだけでなく民泊市場や駐車場市場なども含まれています。そのため、貸会議室・レンタルスペース等の市場については、各種調査データをもとに弊社で推計しており、2022年度は約1,800億円、2032年度には1.7兆円と約10倍まで市場が拡大する想定です。

現段階での市場シェアは2パーセント程度ですが、市場の拡大に貢献しながらも、成長軌道にある市場でしっかりとシェアを高めていくことで、より大きな事業規模を目指していけると考えています。

この市場拡大の背景にはインターネットの普及があり、個々人があらゆるアセットを気軽にシェアできる環境になってきたことがあります。シェアリングサービスは、あらゆる「ムリ・ムダ・ムラ」を解消する力を持っており、遊休スペースがどんどん開放されていくことでスペースの利活用が促進されていきます。

さらに、そのスペースを拠点とした経済活動が生まれることで、日本中どこであっても、誰であっても、思い描いていたことや夢への一歩を踏み出せる世の中になっていきます。

インスタベースの成長戦略

飛躍的な成長の実現に向けた「インスタベース」の今後の成長戦略として、集客力の向上、UI/UXの最適化、平均単価の引き上げ、掲載スペース数の最大化の4つに注力していきます。

掲載スペース数の最大化に関しては、集客・CVR・平均単価いずれの指標にも直接的・間接的に寄与するため、横ぐしの項目としています。それぞれの項目におけるこれまでの具体的な施策内容については、2023年3月期の通期トピックスでご説明したとおりです。

今後は、これまでに開始した取り組みの拡大だけでなく、新しい取り組みも積極的に行っていく予定です。その中でも特に大手企業とのアライアンス強化に引き続き注力していきたいと思います。

既存事業の成長を主軸においた新規事業の展開

弊社の今後の成長戦略です。まずは既存事業である「インスタベース」から生み出される利益をしっかりと最大化し、既存事業の周辺領域に新たなサービスを展開していきます。その後、その先の新たなマーケットへの進出も目指しています。

質疑応答:今後の成長イメージについて

「今後の成長イメージを教えてください。来期予想のように20パーセントずつ伸びていくイメージですか?」というご質問です。

おっしゃるとおりで、最低成長率としては20パーセントを考えています。

質疑応答:中期経営計画について

「中期経営計画を開示されるかどうか教えてください」というご質問です。

現時点において開示は予定していません。今後の事業展開を含め社内にて議論していますので、開示できる状況になりましたらあらためてお知らせできればと思います。

質疑応答:「インスタベース」のTAMについて

「『インスタベース』のTAMがどのくらいあるのかまったく見当がつきません。足元を確認しながら市場の限界を都度探っていくイメージなのか、ある程度目安があるのかご教示ください」というご質問です。

こちらに関しては、スライド34ページのとおり、10年後に1.7兆円の市場になると考えています。

質疑応答:「インスタベース」での宿泊用途の取り扱いについて

「宿泊用途の需要はそれなりにあるかと思います。実際に『スペースマーケット』では取り扱いがありますが、『インスタベース』があえて宿泊を取り扱わない理由を教えてください」というご質問です。

私たちとしても、時間貸しのレンタルスペースと宿泊に関連性はあると考えています。しかし、時間単位で予約して利用したいユーザーターゲットと、予約サービスとしての検索機能や予約機能などでは異なる点があるため、現在の「インスタベース」においては宿泊を取り扱う予定はありません。

質疑応答:アプリのユニークユーザーについて

「アプリのユニークユーザーはどれくらいですか? DAU・MAUを教えてください」というご質問です。

誠に恐れ入りますが、現在こちらについては非開示とさせていただいています。

質疑応答:季節性などについて

「季節性や週末の利用が多いなどの傾向はありますか?」というご質問です。

スライド24ページのとおり、1年の中では10月から12月がレンタルスペースの利用ニーズが非常に高まる繁忙期です。また、平日と比べると土日のほうが利用単価の高い利用が多くなる傾向があります。

質疑応答:コロナ禍の収束による影響について

「新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行し、いったん収束といえる状況は御社にとってプラスでしょうか?」というご質問です。

コロナ禍とくらべて新型コロナウイルスが収束した状況のほうが当社にとっては追い風と考えています。コロナ禍において、リモートワークや少人数利用といったレンタルスペースの新しいニーズを開拓できたことは非常に喜ばしく思っています。しかし、やはりコロナ禍が収束し対面での活動が増えてくることが、今後のレンタルスペースの利用に確実につながると考えており、コロナ禍の収束は私たちにとって追い風になると捉えています。

質疑応答:リモートワーク減少の影響について

「世の中の正常化により、リモートワークをやめてもとの出社スタイルに戻す会社も多いと思います。リモートワーク減少の影響は『インスタベース』の売上にどの程度影響があるとお考えですか?」というご質問です。

直近では確かにオフィス出社が増えてきていると思いますが、それと同時に、ハイブリッドでの働き方やリモートワークを継続している企業さまもいらっしゃいます。したがって、「インスタベース」におけるリモートワークでの利用は継続されていると考えています。

当然、中長期的には減少していくことも考えられますが、リモートワークに限らず幅広い用途でご利用いただけていることが「インスタベース」の特徴です。コロナ禍の収束により、コロナ禍以前にあった利用用途が再び活性化してくることも考えられますので、そのようなところにも集客を最大化し、今後も右肩上がりの成長を続けていきたいと思っています。

質疑応答:今後のROE向上施策について

「自己資本がかなり充実しているように思います。これを活かしたROE向上のための施策は検討されていますか?」というご質問です。

ROE向上施策として、中長期的には配当や自社株買い等の株主還元を検討していきますが、現在は具体的に予定していません。まずはしっかりとした財務基盤を確立し、成長を第一に事業への投資を進めていきたいと考えています。

質疑応答:マーケットシェアの早期獲得について

「マーケットシェアを早期に獲得することによって御社の優位性が高まると思いますが、その点はどのようにお考えでしょうか?」というご質問です。

確かにそのような考えもあるかと思いますが、レンタルスペース市場は依然として成長市場です。私たち自身が市場拡大の一助となるよう貢献しながら、シェアを拡大していきたいと考えています。

質疑応答:第3四半期から第4四半期の売上減少について

「第3四半期よりも第4四半期の売上が減っている原因は、営業日数が少ないことや年末年始の稼働減少によるものでしょうか? 原因を教えてください」というご質問です。

既に何度かご説明していますが、1年の中で特に10月から12月にかけてレンタルスペースに対するニーズが高まります。例えば10月はハロウィン、12月はクリスマス、年末の忘年会など、イベントごとが非常に増える時期となります。そのため、私たちの会計年度では第4四半期よりも第3四半期の売上高が大きくなる傾向があります。

質疑応答:新事業の開始時期について

「新しい事業の開始時期は来期以降でしょうか?」というご質問です。

着実に準備を進めており、しかるべきタイミングでみなさまに情報を開示したいと考えています。

質疑応答:「インスタベース」の予約時期について

「『インスタベース』で予約される方は、平均何ヶ月後の予約をされるのでしょうか?」というご質問です。

平均して1ヶ月以内に利用するために予約する方の割合が多くなっています。

質疑応答:決算の感触について

「決算の感触はいかがですか?」というご質問です。

2023年3月期は依然としてコロナ禍の影響があり、決して簡単ではない1年でした。その中でも、コロナ禍においてできる限りのことはやり尽くし、しっかりと成長させることができたのではないかと思っています。

しかし、これまでの成長を当然にして甘んじるつもりはありません。さらに大きい成長を実現し、より大きい企業や多くの人に使われるサービスの展開を目指していきます。引き続き一生懸命がんばって取り組んでいきたいと考えています。

質疑応答:新規事業のリリース時期と費用投下について

「新規事業のリリースはいつ頃の予定でしょうか? 開発費用や広告費の投下で利益率をガイダンスの20パーセント以下にしていくことはあり得ますか?」というご質問です。

新規事業については今しっかりと準備を進めており、準備が整い次第みなさまにリリース時期をお知らせしたいと思っています。

費用投下の仕方に関しては、基本的には「インスタベース」によって売上・利益の成長を確保していきます。それがあっての新規事業ですので、売上高営業利益率20パーセントを1つの目安にしたいと考えています。

一方で、サービスの展開はタイミングも重要だと思っています。その時の世の中の状況を踏まえ、コストを踏み込むべきタイミングだと判断すれば、みなさまにお知らせした上で重点的に費用を投下していきます。逆に時期尚早と判断すれば利益を確保するなど、状況に合わせて臨機応変に対応していきます。このようにして着実に既存事業および新規事業を伸ばしていきたいと考えています。

質疑応答:季節性の周知について

「決算発表後にPTSで売られていますが、一部のプレイヤーは四半期単位での成長の鈍化を見て、第3四半期の季節性を理解せずに決算またぎ失敗として売っているかもしれません。第3四半期偏重であることをよりアピールしたほうがミスコミュニケーションを防げるのではないでしょうか?」というご質問です。

おっしゃるとおりだと思います。すでに何度かお伝えしていますが、あらためてこの場でご説明します。私たちは3月決算の会社で、今期は2023年4月からスタートしています。

私たちの場合は、売上高や利用総額が一番大きく成長し、絶対額が大きくなる時期が10月から12月の第3四半期です。一方で第4四半期は年始の休み明けとなり、さらに2月は日数が少ないことから、第4四半期よりも第3四半期のほうが売上や利用総額、各重要指標が大きく成長します。みなさまにもそのようなご認識を持っていただけたらと思います。

質疑応答:10年後のマーケットシェア獲得について

「10年後の1.7兆円のマーケットのうちどれくらいを取りますか? 意気込みを教えてください」というご質問です。

具体的なシェアの回答は控えますが、今後サービス展開・改善などを重ねることにより、10年後のスペースシェア市場でのさらに高いシェア獲得を目指していきます。

周辺領域に対する新しい事業などへしっかりと利益を投下していき、スペースシェア市場にとどまらない大きな成長を実現していこうと考えています。そのため、1.7兆円の市場規模になる点だけを見ているわけではないとご理解ください。

質疑応答:IPO時の資本施策の背景について

「IPOの時に社長の株をもう少し放出していれば法人税が下がっていたと思いますが、そうしなかった理由は何でしょうか? また、今後解消させる予定はありますか?」というご質問です。

こちらは、私の持株比率が50パーセント以下であれば留保金課税が発生しないことに基づいたご質問だと思われます。資本施策については、会社のフェーズやステージとあわせて、私たちが考える適切な持株比率を慎重に検討しています。上場から間もない現状では、私が事業に対して最大限コミットしていくことも含めて、2022年12月上場時のかたちとしました。

質疑応答:KPIにおける攻守項目について

「今後の計画のKPIのうち、保守的に見積もっている部分やアグレッシブに見積もっている部分があれば、その詳細をご教示ください」というご質問です。

新型コロナウイルス感染症が第5類に移行され、2020年から3年間続いたコロナ禍とようやく決別できるかと思っています。ただし、コロナ禍の影響が解消されてきているとはいえ、冬場になればインフルエンザなど何らかのウイルスが増えてくる可能性はあります。2023年1月から5月においても、少なからず新型コロナウイルスの影響がありました。

そのため、読みきれない部分についてはアグレッシブに見ないようにしています。例えば平均単価は、新型コロナウイルス感染症の流行後はコロナ禍前よりも下がっています。ではコロナ禍が収束したから平均単価がコロナ禍前に一気に戻るかというと、そのようには考えていません。

保守的・アグレッシブというよりも、しっかりと現状を見た上で今回の計画や予算・目標を立てています。

質疑応答:新規事業の可能性について

「新規事業を期待していいですか?」というご質問です。

私たちとしては期待を裏切らないよう、サービスの提供を開始した後もユーザーや世の中に貢献できるように準備を進めてきています。

みなさまの期待を1つのプレッシャーに感じつつ「プレッシャーがあるからこそ、そこに答えてみせるんだ」という気持ちでコミットしていきたい、ご期待に応えられる結果を残していきたいと考えています。

質疑応答:スペースシェア市場でのシェア獲得戦略について

「スペースシェア市場は年10パーセントにまで鈍化する可能性も高いと考えています。その場合、御社は競合からどんどんシェアを奪える戦略でしょうか?」というご質問です。

スペースシェア市場のシェアを獲得しながらも、スペースシェア市場にとどまらず、私たちのVisionである「一人ひとりの『らしさ』であふれる世界」の実現に向けて、既存事業でも付加価値のあるサービスラインナップ、新しい機能の提供を実施していきます。

既存事業以外についても、新しい取り組みやサービスの展開を行い、新しい市場での成長も実現していきたいと考えています。

質疑応答:社員構成の内訳について

「約30人の社員の内訳を教えてください。エンジニアと営業はそれぞれ何人いるのでしょうか?」というご質問です。

大まかな数字ではありますが、基本的にエンジニアと営業はそれぞれ十数名とほぼ同数で構成されています。

質疑応答:投資の方向性について

「投資を一気にかけていくとしたら広告宣伝費ですか?」というご質問です。

広告宣伝費も投資先の1つとして挙げられますが、広告宣伝費のみとは思っていません。サービスに磨きをかけるための開発やアライアンス、そしてビジネス・サービスの魅力を増していくためのサービス展開を行っていくことが最も重要です。

広告宣伝費を含め、そのようなところを実現していくために必要な費用をしっかり投下していき、その結果としてトップラインを含めて成長させていきたいと思っています。

質疑応答:業務委託の詳細とChatGPTの活用について

「販売管理費の内訳に開発を中心とした業務委託が増加とあります。貴社は、開発はほとんど自社開発とアピールしていますが、業務委託の内容は何でしょうか? また、ChatGPTの活用で業務委託を削減できる可能性はありますでしょうか?」というご質問です。

今までも受託会社などに仕様・設計・デザインなどすべてを外注することは一切してきていません。業務委託の方はいますが、基本的に開発人員の1人として、プロジェクト単位でサービスの仕様決めや設計を行うなど、一緒に開発を進めています。

また、ChatGPTのポテンシャルとして業務委託費を削減できる可能性はあると思います。それ以外にも、私たちは前回ChatGPTを活用したユーザーに対するサービスの利便性の提供について発表しており、さらに、外にもどのようなことができるかを模索しているところです。

どちらかといいますと、社内の業務効率化よりも、ユーザーに対するサービスの利便性を高められないか、よりよいサービスを提供できないかといった視点で考えています。

質疑応答:ワールドカップやWBCによる特需について

「ワールドカップやWBCで特需はありましたか?」というご質問です。

さまざまなイベントが行われる時は、仲のいいグループや友達、会社の仲間とパブリックビューイングのようにレンタルスペースをご利用いただくことがあります。そのような普段とは違う用途での利用や、普段レンタルスペースを使わない方からの予約も入ってきますので、そのような意味で利用が増える傾向があると言えます。

質疑応答:スーパーアプリなどへの参入予定について

「スーパーアプリ的なものに参入したり、構築したりするのはいかがでしょうか? スペースシェアだけではなく、移動手段やスキルシェア、さらには決済など、ありきたりではありますが、私はいいと思います。そのようなおもしろい仕掛けを楽しみにしています」というご質問です。

ご意見をいただき、ありがとうございます。スーパーアプリというかたちかどうかはわかりませんが、例えば外部の企業とアライアンスを組むことで、他社サービスの中に「インスタベース」との親和性があるのであれば、そのサービスに組み込んで提供することも考えられます。

私たちの取り組みとして、レンタルスペースや時間貸しスペースなど、場所のニーズに応えることに力を入れていきますが、オフラインで活動している方々の困りごとは場所だけではありません。そのことはしっかりと認識していますので、場所を利用するという要素にストーリー性を持たせられるようなサービスや、スーパーアプリのようなものは考えられると思います。

そのようなことも含め、ご期待に応えられるよう、楽しみにしていただけるサービス展開や新しい機能、新しい仕組みの提供などに積極的に取り組んでいきたいと考えています。

質疑応答:今後の提携先について

「不動産屋と提携しているのはおもしろいですね。今後の提携先のターゲットはありますか? 固有名詞ではなくてもかまいませんので、ご回答いただければと思います」というご質問です。

おもしろいと捉えていただき、本当にありがとうございます。不動産物件やスペースを所有する企業、またアイリスオーヤマさまとの取り組みのように、スペース利用やレンタルスペースの魅力・付加価値を向上できる企業との協力を進めていきたいと考えています。

それについては不動産業界のみならず、IoT機器の提供・展開を行っている企業など、さまざまな業種・業態の企業との幅広い提携を考えています。ぜひご期待いただき、私たちもその期待に応えられるよう努力していきたいと考えています。

質疑応答:事業をスケールするための取り組みについて

「御社は社員数が少なく、オペレーションをうまく仕組み化できていることが強みだと思います。事業をスケールするために、単純に社員数を増やすのではなく、今のように筋肉質な状態を維持できるのでしょうか?」というご質問です。

それは可能だと考えています。スライド15ページでもご説明しているとおり、私たちの強みは「効率性重視」と「コスト意識」です。この「効率性重視」と「コスト意識」は同じように思われるかもしれませんが、実際には異なる要素です。例えばガソリンの場合、1リットルあたりの価格とそれで何キロメートル進めるかという効率性は、別の要素として考えています。私たちは「効率性重視」と「コスト意識」を意図的に分けて考えてきましたし、その考え方は今も変わりません。

したがって、当社の強みとして「効率性重視」と「コスト意識」という文化が社内に浸透しています。私たちは現在の利益を、効率性を追求した投資に回しつつ、成長性の高い事業領域に新規事業を展開していけると考えています。

質疑応答:株価について

「高い成長率からすると、株価は割安のように感じます。社長もそのように思いますか?」というご質問です。

株価はみなさまからの評価そのものだと考えていますので、私たちは「高い」「低い」を判断する立場にはありません。しかし、私たちは「この会社の株を買いたい」「株主になりたい」と、1人でも多くの方に思ってもらいたいと考えています。そのように思ってもらえるようこれまでも努力してきており、今後もその期待に応えるために努力し続けたい考えです。

質疑応答:新規事業への参入について

「IPO時に、『新規事業はスキルシェアとリフォームを考えている』との記述がありますが、これらの分野はレッドオーシャンで一筋縄ではいかない印象です。これらの新規事業に参入する際は、一時的に赤字になる可能性があると覚悟しておいたほうがいいのでしょうか?」というご質問です。

私たちは、新規事業を展開する際も利益を確保しながら進めることを基本としています。また、既存事業もないがしろにせず、新規事業と既存事業の両方を成長させていきたいと考えています。

先のご回答でお伝えしたように、基本的には、売上高営業利益率20パーセントの水準で生み出された利益を確保した上で、新規事業や既存事業においても新しい機能の開発などに投資を行っていきたいと考えています。

これまでもそうでしたが、市場は自分たちが思ったとおりに動くわけではないため、状況やタイミングを見極めて利益を投下する必要があります。そのようなタイミングが訪れた場合は事前にその意向をみなさまにお伝えした上で、利益の投資や新しい領域へのサービスの展開を行いたいと考えています。

いずれにせよ、私たちは株主のみなさまや投資家のみなさまとのコミュニケーションをきちんと図って進めていきたいと思っています。

質疑応答:「インスタベース」が掲載料無料である理由について

「『インスタベース』の大きな特徴は掲載料が無料であることだと思いますが、これは万が一シェアスペース業界の成長が鈍化しても、既存事業だけで同業他社からシェアを奪いながら高成長が可能だと考えての戦略でしょうか?」というご質問です。

私たちはそのように考えて掲載料無料というかたちをとってきたわけではありません。

私たちは、スペースの貸し手と借り手をマッチングするツーサイドマーケットである「インスタベース」を提供しています。そこでは掲載料ではなく、掲載いただいたスペースに集客しスペース利用につなげることで、スペース掲載者から成果報酬として対価をいただいています。私たちはこのような考え方でビジネスを展開してきました。

質疑応答:今後の市場シェアについて

「スライド34ページに、2022年度の市場シェアは2パーセントと記載されています。これは2021年度と比べてどのような感じなのでしょうか? また、今期はシェア何パーセントを狙っていく予定でしょうか?」というご質問です。

私たちは、2021年度と比べてシェアは拡大していると考えています。今期どのようなシェアを狙っていくかについて具体的な数字はお答えできませんが、昨年度以上のシェア獲得を目指し、みなさまに高く評価されるサービスを提供していきたいと考えています。

ただし、まだ成長段階にあるスペースシェア市場において、シェアを何パーセント増やすかに焦点を当てて取り組んできているわけではありません。むしろ、市場規模を拡大し、スペースシェアやレンタルスペースを利用する人をより増やしたいと考えています。

私たちは、日本全国にレンタルスペースを増やすために日々奮闘してきました。繰り返しになりますが、シェアを増やすよりも、市場そのものを拡大することに取り組んできたことをご理解ください。

質疑応答:M&Aについて

「さらに高い成長を目指すために、M&Aは検討しないのでしょうか?」というご質問です。

もちろんM&Aは今後の成長を実現する手段の1つだと考えており、私たちが大きくスケールアップできる案件のリサーチは行っています。しかし、M&Aを前提とした今後の成長戦略は考えていません。

M&Aありきで今後の成長を考えるのではなく、まずは自分たちがやりたいことやなすべきこと、どのような世の中にしていきたいかを考え、Visionから逆算しています。具体的にどのような事業やサービスを展開すべきなのかを、社員同士も含めて社内でディスカッションしているところです。

私たちは世の中のためになることや、「このようなサービスや機能があればいい」と思うところに注目して日々取り組んでいます。私たちが目指す成長や手段に対してM&Aが有効な手段であると考えた場合にはリサーチを行います。その結果、いいところがあればM&Aを選択することもあると考えています。

質疑応答:「インスタベース」というサービス名について

「『インスタベース』の名前は『スペースマーケット』と比較してシェアスペースのサービスだと連想しにくいのですが、それによる不利はないのでしょうか?」というご質問です。

ここであらためて「インスタベース」というサービス名の由来についてお話しします。「インスタベース」というサービス名は、インスタント(瞬時)に自分の拠点(ベース)を持つことができるようにという意図から名付けられました。

確かにサービスを提供開始してからの9年間で、似たような名前のサービスや企業と間違えられたり、言い方を間違えられたりすることはよくありました。しかしここ数年は、ありがたいことに「インスタベース」というサービス名を認知される方が増えてきており、言い間違えられる状況は以前よりも減ってきたと思います。

以前はまったく違う呼び方で呼ばれることも多々あったため、「インスタベース」と呼んでいただけることを非常にうれしく、ありがたく感じています。

私たちは「インスタベース」の認知拡大に向けた施策も進めています。多くの方に「インスタベース」を利用してもらうことで、また事業を拡大していく中で、大手企業とのアライアンスを通じて魅力あるサービスであることを示したい考えです。

そして、私自身も「魅力あるサービスを提供しているんだ」と感じられ、みなさまにも場所が必要となった際に一番に想起してもらえるようなサービスにしたいと考えています。認知拡大に向けて、今まで以上にがんばっていきます。

佐藤氏からのご挨拶

たくさんご質問をいただき本当にありがとうございます。中には「『インスタベース』の成長は今後どうなるのか?」「第3四半期から第4四半期にかけて下がっているのはなぜか?」など、ミスコミュニケーションをきっかけとした質問もありました。

私たちは引き続き、既存事業だけでなく新しい取り組みも含めて、大きな目標に向かって進んでいきます。私たち自身が掲げるVisionやMissionには、まだ到達していないと感じていますので、一歩でも近づけるようにこれからも一生懸命努力してまいります。

不甲斐なく、信用していただけないところが多々あるかもしれませんが、みなさまの期待に応えていけるようがんばりますので、どうか私たちのことを信じて応援していただければと思います。本日は長時間にわたりご清聴いただきまして本当にありがとうございました。今後もRebaseをよろしくお願いいたします。

配信元: ログミーファイナンス
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