3,137円
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■シリコンスタ <3907> 1,737円 (+300円、+20.9%) ストップ高
シリコンスタジオ <3907> [東証G]がストップ高。前日11日は好決算評価で300円高はストップ高となる1437円に買われ、一気に年初来高値を更新したが、12日も買いの勢いは衰えず上値追い態勢に弾みがついた。11日取引終了後、ディー・エヌ・エー <2432> [東証P]が提供する電気自動車(EV)転換シミュレーター「FACTEV」の開発に協力したことを発表、これを材料視する買いを呼び込んだ。「FACTEV」はEV普及のボトルネックとなっていた「実用航続距離」に関して、車両データを取得せずに容易にシミュレーションを可能とするものであり、今後の需要獲得が見込まれる。
■グッピーズ <5127> 3,305円 (+503円、+18.0%) ストップ高
グッピーズ <5127> [東証G]がストップ高。11日の取引終了後、23年8月期の単独業績予想について、売上高を22億100万円から23億5500万円(前期比27.3%増)へ、営業利益を5億2000万円から6億300万円(同28.3%増)へ、純利益を3億6400万円から4億2000万円(同23.0%増)へ上方修正したことが好感された。主力となる人材サービス事業の求人閲覧数が急増し、閲覧課金売り上げが好調に推移していることが寄与する。なお、同時に発表した第2四半期累計(22年9月~23年2月)決算は、前期は第2四半期決算を開示していないため前年同期との比較はないものの、売上高12億700万円、営業利益4億5800万円、純利益3億800万円だった。
■竹内製作所 <6432> 3,335円 (+500円、+17.6%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。竹内製作所 <6432> [東証P]がストップ高。11日の取引終了後に24年2月期業績予想を発表。売上高を前期比5.6%増の1890億円、営業利益を同13.1%増の240億円と前期に続き過去最高を更新する見通しを示しており、これを好感した買いが膨らんだ。主力の欧米向けが引き続き好調に推移すると見込む。配当予想は前期比17円増の115円(普通配当110円・創業60周年記念配当5円)とした。同時に発表した23年2月期決算は、売上高が前の期比27.0%増の1789億6600万円、営業利益が同19.5%増の212億2100万円だった。
■ボードルア <4413> 4,875円 (+700円、+16.8%) ストップ高
ボードルア <4413> [東証G]がストップ高。11日の取引終了後、23年2月期の連結決算発表にあわせ、24年2月期の業績予想を開示した。売上高は前期比30.0%増の68億2000万円、最終利益は同25.1%増の9億9300万円を見込む。大幅な増収増益の見通しを示したことを好感した買いが集まったようだ。引き続きエンタープライズ顧客及び先端技術分野の拡大と深耕を図り、業績は堅調に拡大すると想定する。23年2月期の決算は、売上高が52億4400万円、最終利益が7億9300万円だった。前期より連結財務諸表を作成しているため、前の期と比べた増減率の記載はない。
■コシダカHD <2157> 1,126円 (+150円、+15.4%) ストップ高
東証プライムの上昇率3位。コシダカホールディングス <2157> [東証P]がストップ高。フシ目の4ケタ大台を回復し、約3ヵ月ぶりに年初来高値更新となった。11日取引終了後、23年8月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来計画の74億3000万円から75億7000万円(前期比3.4倍)に増額した。カラオケ店「まねきねこ」を運営するが、コロナ禍から立ち直り客足の回復が顕著となっている。カラオケは訪日外国人観光客にも人気で、今下期はインバウンド関連の特需も見込まれるだけに、収益環境に吹く追い風は強い。
■わらべ日洋 <2918> 2,029円 (+243円、+13.6%)
東証プライムの上昇率4位。わらべや日洋ホールディングス <2918> [東証P]が3日続急騰し、年初来高値を更新した。同社は11日取引終了後、24年2月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比4.3%増の52億円としていることや、年間配当計画を前期比5円増配の70円としていることが好感されたようだ。売上高は同4.9%増の2040億円を見込む。国内における米飯類の売り上げ回復や海外での新工場稼働などが寄与する見通し。また、利益面では増収効果に加えて商品規格の見直し効果を想定している。なお、23年2月期通期の連結決算は、売上高が前の期比1.1%増の1944億1600万円、営業利益が同12.3%増の49億8500万円で着地した。また、期末一括配当は従来計画比15円増額の65円にするとしている。
■トリプラ <5136> 2,725円 (+325円、+13.5%)
tripla <5136> [東証G]が急反騰した。SBI証券が11日、同社の投資判断を「買い」とし、新規カバレッジを開始した。目標株価は5300円に設定した。宿泊業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する同社について、今後は市場復調の恩恵を享受できることが期待できると指摘。変動費率も低く、増収に伴って利益率が改善し力強い増収増益基調が継続する可能性が高いとの見方を示す。同証券はトリプラの24年10月期の営業利益が5億5200万円に達すると予想する。
■セラク <6199> 1,755円 (+192円、+12.3%)
東証プライムの上昇率6位。セラク <6199> [東証P]が急反騰し年初来高値を更新した。11日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(22年9月-23年2月)連結業績について、売上高が99億円から101億6000万円(前年同期比19.7%増)へ、営業利益が6億円から10億9000万円(同2.8倍)へ、純利益が5億円から8億5000万円(同86.0%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。エンジニアの稼働率が改善したほか、販管費の削減に努めたことが奏功した。
■DCM <3050> 1,250円 (+93円、+8.0%)
東証プライムの上昇率8位。DCMホールディングス <3050> [東証P]が4日続急伸し、年初来高値を更新した。11日の取引終了後、23年2月期の連結決算発表とともに、自社株買いと消却の実施を発表した。24年2月期の連結業績予想は、最終利益が前期比3.1%増の187億円を見込むほか、今年度からの中期経営計画では26年2月期の最終利益を228億円に伸ばす目標を公表した。株主還元姿勢と事業拡大戦略を評価した買いを集めたようだ。同社は取得総数500万株(自己株式を除く発行株式総数の3.59%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いを4月12日から8月31日の間、実施する。また、4月28日に消却前の発行済み株式総数の4.78%に相当する750万株を消却する。24年2月期の業績予想では、営業収益は前期比3.6%増の4940億円を見込む。既存店売上高は同1.7%減になると想定。プロ業態のホダカで新規に8店舗出店する計画を示している。
■杉村倉 <9307> 733円 (+53円、+7.8%) 一時ストップ高
杉村倉庫 <9307> [東証S]が3日ぶりに急反発、一時ストップ高となった。そのほか、大運 <9363> [東証S]もストップ高をつけた。共同通信が12日、「カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)の開設に向け、大阪府・市が提出した整備計画を政府が認定する方向で最終調整していることが分かった」と報じた。大阪市の人工島・夢洲がIR建設予定地とされており、両社に対しては港湾周辺の開発が進むことによる事業へのポジティブな効果を思惑視した買いが入ったようだ。このほか、櫻島埠頭 <9353> [東証S]や遊技場向け機器のオーイズミ <6428> [東証P]、日本金銭機械 <6418> [東証P]、ユニバーサルエンターテインメント <6425> [東証S]、舞台機構・遊戯機械の三精テクノロジーズ <6357> [東証S]も急伸となった。
■フォトシンス <4379> 361円 (+24円、+7.1%) 一時ストップ高
Photosynth <4379> [東証G]が急反発。一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は11日、自社の「Akerun入退室管理システム」とソフトバンク <9434> [東証P]が提供するスマートビルアプリ「WorkOffice+(ワークオフィスプラス)」が連携したと発表。これが株価を刺激したようだ。両社は今後、「Akerun入退室管理システム」と「WorkOffice+」の拡販を推進するほか、連携の拡充も検討していくことで、さまざまなビルやオフィスにおける安心・安全な方法でのスペース活用、及び柔軟かつ快適なオフィス環境の構築を支援するとしている。
■C&R <4763> 2,357円 (+103円、+4.6%)
クリーク・アンド・リバー社 <4763> [東証P]が大幅反発。岩井コスモ証券は11日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価は2500円から2700円に引き上げた。23年2月期の連結営業利益は前期比16.0%増の39億5600万円と最高益を更新した。クリエイティブ分野(日本)や医療分野などが好調だったほか、DX推進による業務効率化も寄与した。また、新中期経営計画(24年2月期~26年2月期)では、3年間で営業利益の43%増を目指すほか、配当性向を30%に引き上げることも表明。24年2月期の同利益は前期比13.7%増の45億円を見込んでいる。
■コーナン <7516> 3,420円 (+145円、+4.4%)
コーナン商事 <7516> [東証P]が大幅続伸。11日の取引終了後、23年2月期の連結決算とともに、取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.18%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。24年2月期の業績予想は、営業収益が前期比3.2%増の4532億円、最終利益が同1.6%増の134億5000万円を見込む。今期の年間配当は同5円増配の95円を予定する。これらを好感した買いが入ったようだ。自社株の取得期間は4月12日から9月30日とする。今期は「コーナンPRO」などPRO業態を中心に出店を加速するほか、プライベートブランド(PB)商品の供給先の拡大などに努める。今期の業績予想には、3月に発表したホームインプルーブメントひろせの子会社化に関する数値は含んでいないという。23年2月期の連結決算は、営業収益が4390億2400万円、最終利益が132億3500万円だった。収益認識に関する会計基準の適用により、前の期と比べた増減率の記載はない。
■パークシャ <3993> 1,862円 (+61円、+3.4%)
PKSHA Technology <3993> [東証S]が大幅続伸。12日の午前中、子会社PKSHA Workplaceの「AIヘルプデスク for Microsoft Teams」が清水建設 <1803> [東証P]に採用されたと発表しており、好材料視された。既存のコミュニケーションツールとして全社員がアクセス可能な「Microsoft Teams」上で問い合わせの管理・分析及びAIによる自動対応が可能なことに加え、深層学習と自然言語処理(NLP)を活用したAIチャットボットの回答精度の高さが評価されたとしている。
■大塚商会 <4768> 4,685円 (+120円、+2.6%)
大塚商会 <4768> [東証P]が5日続伸。大和証券は11日、同社株のレーティングを「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」へ引き上げた。目標株価は4800円から5500円に見直した。第1四半期(1-3月)は同証券見通しの前年同期比10%台前半の増益を超過する可能性がある、と指摘。IT投資意欲は強いうえに、前年同期はコロナ禍や通信機器の機材調達難からハードルは低いためとしている。また、第2四半期(4-6月)は、4月から物販・サービス全般の値上げを施行する可能性が強いため同証券予想を上回る同10~15%程度の営業増益が継続する可能性があると予想している。更に、下期は改正電子帳簿保存法(電帳法)やインボイス対応特需なども加わり、長期・成長回帰が確認された場合、より将来の一株当たり利益(EPS)と高位のPERが株価に反映される期待がある、とみている。同証券では23年12月期の連結営業利益は605億円(会社計画586億円)、24年12月期の同利益は685億円を予想している。
■物語コーポ <3097> 2,879円 (+69円、+2.5%)
物語コーポレーション <3097> [東証P]が4日続伸し年初来高値を更新した。11日の取引終了後に発表した3月度の月次売上高(速報値)で、既存店売上高が前年同月比20.0%増となり、16ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主力の焼肉部門が同15.0%増となったことが牽引した。また、ラーメン部門、お好み焼部門、ゆず庵部門、専門店部門の全てで2割を超える増収となったことも寄与した。
■ハローズ <2742> 3,170円 (+70円、+2.3%)
ハローズ <2742> [東証P]が3日続伸。11日の取引終了後に発表した24年2月期単独業績予想で、売上高1829億7700万円(前期比5.1%増)、営業利益91億7000万円(同1.3%増)、純利益64億8000万円(同4.5%増)と増収増益を見込むことが好感された。引き続き新規出店及び既存店の改装を積極的に行い、顧客満足度の高い店舗により商勢圏内での優位性確立を目指すという。なお、23年2月期決算は、売上高1741億700万円(前の期比6.6%増)、営業利益90億5200万円(同4.2%増)、純利益62億100万円(同4.5%増)だった。
■BASE <4477> 281円 (+6円、+2.2%)
BASE <4477> [東証G]が3日続伸。11日の取引終了後、BNPL(後払い決済)事業に参入したと発表したことが好感された。「BASE」を利用するショップを対象に、4月11日から自社開発したD2C向け後払い決済「あと払い(Pay ID)」の提供を開始した。「あと払い(Pay ID)」は、D2Cのブランドなどがネットショップを作成できるストアフロント型のECサービスにおいて、利用客が商品を購入する際に、ID決済ログインから支払いまで自社サービス内においてワンストップで提供する、国内初のスキームを構築したことが特徴としている。
■DMG森精機 <6141> 2,126円 (+35円、+1.7%)
DMG森精機 <6141> [東証P]が続伸。そのほか、津田駒工業 <6217> [東証S]も堅調な値動きとなった。日本工作機械工業会が11日に発表した3月の受注速報によると、受注総額は前年同月比15.2%減の1410億1600万円だった。対前年比では大幅な減少となったが、対前月比では13.6%増となった。更に、内閣府が12日に発表した2月の機械受注統計は、設備投資の先行指標となる「船舶・電力を除く民需」(季節調整済み)は前月比4.5%減となったものの、市場予想(6.5%減)を上回る結果となった。機械株に対しては、受注状況の底入れを期待した投資家の買いが支えとなったようだ。牧野フライス製作所 <6135> [東証P]やオークマ <6103> [東証P]、不二越 <6474> [東証P]とアマダ <6113> [東証P]も高かった。
■SBG <9984> 5,178円 (+76円、+1.5%)
ソフトバンクグループ <9984> [東証P]が続伸。同社の孫正義会長兼社長が、傘下の英半導体設計会社のアームの上場について、今週中に米ナスダックと合意すると一部で報じられた。IPO(新規株式公開)に伴う資金調達を受けた財務体質の改善効果を見込んだ買いが入ったとみられている。アームを巡っては米国での単独上場を目指しており、IPOにより少なくとも80億ドルの調達を目指す見通しだと、3月の段階で報じられていた。
※12日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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