洋ゴムが６月中間期業績予想を上方修正、タイヤ販売の構成良化などで

　東洋ゴム工業<5105.T>がこの日の取引終了後、第２四半期累計（１～６月）連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１９００億円から１９３０億円（前年同期比１１．５％増）へ、営業利益を同１８０億円から２３０億円（同６６．７％増）へ、純利益を同１３０億円から１６０億円（同７７．１％増）へ上方修正した。タイヤ販売の構成良化に加えて、市況の悪化が想定を下回っていることや、原材料価格の低下、さらに為替が想定よりも円安に推移したことなどが要因としている。ただし、下期の為替や原材料価格の動向などに不確実な要素が多いとして、１４年１２月期通期業績予想は売上高４０００億円（前期比８．０％増）、営業利益４００億円（同７．４％増）、純利益２５０億円（同２．２倍）の従来予想を据え置いている。
　同時に発表した第１四半期（１～３月）業績は売上高９６０億７００万円（前年同期比１４．９％増）、営業利益１１１億３１００万円（同８６．７％増）、純利益９０億８１００万円（同２．１倍）となった。北米市場でタイヤ事業が好調に推移したことに加えて、為替が円安で推移したことや、原材料価格が安定的に推移したことなどが増収増益に貢献した。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）