横浜ゴムのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
エムスリー <2413> 【新規→2+】
「「地理的拡大」と「to C」が成長スピードを担保」
投資評価は「2+(Outperform)」。顕著な収益成長が続くとみられるなか、株価指標面において割安感があるものと判断する。5期業績予想では、14%の売上高CAGR(年平均成長率)並びに28/3期営業利益率の38%水準への到達を見込んだ。主力の「製薬マーケティング支援」が堅調に推移するうえ、「医療現場のDX」等の拡大が上乗せ要因となろう。即時医療相談「AskDoctors」も有望とみられる。また、ソリューションの地理的拡大により「海外事業」も伸長するとみられる。
予想ROE:17.1% PBR:5.9倍、来期予想PER:26.3倍、来期予想EPS成長率:25%株価(9/29終値):2,716円 Fモデルによる理論株価:1569円(9月28日by岩元泰晶)
横浜ゴム <5101> 【新規→2+】
「消費財での高付加価値比率増加と生産財でのOHT拡大により収益力が向上」
原材料価格や物流費、エネルギー費高騰影響を強く受けた厳しい事業環境下で事業利益は21年度(21/12期)、22年度と2期連続で過去最高を更新した。その背景として乗用車用などの「タイヤ消費財」において高付加価値品販売比率を高め、トラック・バス用などの「生産財」おいて農業機械用や産業車両用などのオフハイウェィタイヤ(OHT)事業拡大を図り収益力を高めてきたことが指摘できる。収益力向上が進む中23年度も事業利益は過去最高更新が見込めること、5月のTWS買収によるOHT事業の更なる拡大により売上収益は1兆円を超える見通しとなり24年度以降は更なる業績拡大が期待できること、実績PBR0.73倍の株価には今般のM&Aによるもう一段の収益力向上見通しがまだ十分に織り込まれていないとみることから、投資評価「2+」でカバレッジを開始する。
予想ROE:10.4% PBR:0.7倍、来期予想PER:6.4倍、来期予想EPS成長率:20%株価(9/29終値):3,112円 Fモデルによる理論株価:6,370円(9月29日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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