２９日の株式相場見通し＝米株式市場の反発受け買い先行

　２９日の東京株式市場は、上海株式相場の動向など波乱要因が継続する可能性はあるものの、前日の米株式市場の大幅反発を好感して、日経平均株価は自律反発に転じることになりそうだ。
　２８日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比１８９．６８ドル高の１万７６３０．２７ドルと大幅反発した。前日までの５日続落により短期間で大幅な下落となっていたことへの自律反発に加え、前日の上海株式相場が小幅安にとどまったこや、原油価格の下げ止まりも好感されて、買い優勢の展開となった。ナスダック総合指数は、同４９．４３０ポイント高の５０８９．２０６と反発した。
　２９日早朝の東京外国為替市場では１ドル＝１２３円５０銭台での推移となっている。
　日程面では、光学材料、電子材料、接合材料などの製造・販売を手掛けるデクセリアルズ<4980.T>が東証１部に新規上場する。このほか、全国財務局長会議、６月の商業動態統計に注目。海外では、米６月の中古住宅販売仮契約、米マイクロソフトが基本ソフト「ウィンドウズ１０」の提供開始に注目が集まる。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）