8,517円
コーセーのニュース
KIHD<6747>:389円( - )
ストップ高買い気配。親会社の小糸製作所<7276>がTOBを実施して完全子会社化を目指すとし、同社はTOBに賛同の意を表明と発表している。TOB価格は455円であり、前日終値309円に対して47%のプレミアムとなっている。TOB成功後は上場廃止となる見通しで、TOB価格に完全サヤ寄せを目指す動きとなっている。公開買い付け期間は4月24日から6月12日までとしている。
小糸製<7276>:6640円(-210円)
大幅続落。前日に19年3月期の決算を発表している。営業利益は1015億円で前期比2.2%減益、会社計画の980億円は上回ったものの、ほぼ市場予想の並みの水準となった。国内やアジアが苦戦する形になっている。一方、20年3月期は920億円で同9.4%減益の予想、市場予想を200億円程度下回っている。例年保守的な傾向となっているが、想定外の減益ガイダンスをネガティブに捉える動きが先行。
GMO-FH<7177>:625円(-19円)
大幅に5日続落。19年12月期第1四半期(19年1-3月)の営業利益が速報ベースで前年同期比47.9%減の13.48億円になったと発表している。株式等委託売買代金の減少等で受入手数料が減少した。また、店頭FX取引など店頭デリバティブ取引が低調に推移し、トレーディング損益が減少したことに加え、金融収益が減少したことも響いた。正式な決算は25日に発表する予定。
コーセー<4922>:20400円(-940円)
続落。19年3月期営業利益は530億円程度となり、前期比1割増えたもようとの観測報道が伝わっている。5期連続で過去最高となったが、従来予想の560億円は未達とされている。市場コンセンサスは会社計画をやや上回る水準であった。採算がいい北米子会社の化粧品販売が伸び悩んだことが下振れの背景とされている。なお、訪日客向けは底堅く推移しているほか、中国需要も2-3月に復調とされている。
日産自<7201>:915円(-27.6円)
続落。本日にも前3月期業績予想を大幅に下方修正すると一部で観測報道が伝わっており、警戒材料視される格好に。2月には営業利益予想を従来の5400億円から前期比22%減の4500億円に下方修正しているが、これに続く下振れとなるようだ。主力の北米市場や中国市場で売上減少が止まらないことが背景のもよう。なお、先週には、2019年の世界生産計画は15%減 と報じられたが、会社側では否定コメントを発表している。
細谷火工<4274>:991円(+30円)
大幅に4日ぶり反発。19年3月期の営業利益を従来予想の1.46億円から1.87億円(前期実績1.41億円)に上方修正している。防衛省向け製品の受注が増加したことに加え、生産工程ごとの効率化を進めたことも奏功し、利益が拡大した。年間配当は従来予想の6.00円から7.00円(前期実績7.00円)に増額修正した。18日に直近高値(1065円)を付けてから株価が軟調に推移していたことも値頃感を生み、買い戻しにつながっているようだ。なお、株価は朝高後、上げ幅を縮めている。
日本電産<6594>:16090円(+340円)
反発で年初来高値。前日に決算を発表、前3月期営業利益は1386億円で前期比16.9%減益、従来計画の1450億円を下振れた。構造改革費用の計上が上振れたことが背景であり、実質的には想定線をやや超過となっている。一方、今3月期は1750億円で同26.2%増益の見通し。市場予想を200億円近く下回る水準となっているが、売上見通しは市場予想よりも強く、保守的なガイダンスと受け止められる形に。本日の決算説明会での評価向上期待などが先行へ。
CANBAS<4575>:1036円(+18円)
大幅に4日ぶり反発。18年7月18日に発行した第2回無担保転換社債型新株予約権付社債と第14回新株予約権の転換・行使が完了したと発表している。調達資金の計約6.85億円は、抗癌剤候補化合物CBP501の臨床第1b相拡大相試験費用や基礎研究費用に充当する。同社は拡大相試験終了までの資金を十分に確保できたとしている。転換・行使完了を受けて株式価値の希薄化懸念が払拭され、投資資金が流入している。
ラクスル<4384>:4160円(+200円)
大幅に続伸。経済産業省と東京証券取引所が実施する「攻めのIT経営銘柄」で「IT経営注目企業2019」に選定されたと発表している。中小印刷会社をネットに集約し、仮想的に巨大な印刷会社を形成したことに加え、利用者が入稿したDTPデータを自動チェックしてコストを下げる仕組みなどが評価されたという。選定に加え、株価が25日移動平均線に向かって上昇を続けていることも買いを後押ししているようだ。
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