富士フイルム、構造改革と成長戦略の推進で、１１年３月期は営業黒字化へ

　富士フイルムホールディングスが３０日引け後に、１１年３月期業績予想（米国会計基準）を発表した。今期は、売上高２兆３０００億円（前期比５．４％増）、営業損益１２００億円の黒字（前期は４２１億１２００万円の赤字）、最終損益６００億円の黒字（同３８４億４１００万円の赤字）を予想。構造改革による固定費の削減効果や、重点事業分野と新興国における成長戦略の推進により収益が大きく改善する見通し。今期も企業体質変換に向け構造改革費用２５０億円の計上を見込んでいる。前提となる為替レートは１ドル＝９０円、１ユーロ＝１２５円とした。

　終値は６０円高の３２４０円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社