サワイＧＨＤ、前期最終を一転赤字に下方修正

　サワイグループホールディングス <4887> [東証Ｐ] が4月28日大引け後(15:00)に業績修正(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の195億円の黒字→283億円の赤字(前の期は123億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の100億円の黒字→377億円の赤字(前年同期は15.4億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上収益は、日本セグメントにおいて安定供給体制の維持に努め、前回発表の予想数値と同水準となる一方、米国セグメントにおいて主要品目への競合他社の参入等の影響で前回発表の予想数値を下回り、全体で前回発表予想数値と比較して約26億円の減少となる見込みです。　営業利益、税引前利益及び親会社の所有者に帰属する当期利益は、負ののれんの発生益約87億円が生じる一方、のれんをはじめとした米国セグメントの資産の減損損失約690億円を計上するため、前回発表予想を大きく下回る見込みです。　なお、コア営業利益（参考）は、売上収益同様日本セグメントにおいてはほぼ前回発表の予想数値と同水準となる一方、米国セグメントにおいては前回発表の予想数値を下回り、全体で前回発表予想数値と比較して約46億円の減少となる見込みです。