WOWOW（4839）信用需給は良好、今後のコロナ環境下における新規加入獲得がカギ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

信用需給は良好、今後のコロナ環境下における新規加入獲得がカギ

【事業内容】
　民間の衛星放送会社で、製作した番組をBS(放送衛星)により有料でのテレビ放送を行うことを軸に、 ケーブルテレビ、CS(通信衛星）放送やIPTVなどでサービスを提供。映画・音楽などを中心にオリジナルドラマやスポーツ、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルをラインナップ。

【業績面】
　業績面においては7/31に第1Q決算発表を行い、売上高は3.1％減収も営業利益は64.9％増益と大きく反発。動画配信サービスの隆盛に伴い競争環境は激化しているが、スポーツイベントの延期・中止等により番組費が減少したことに伴い利益面が押し上げられた。1Q時点で通期の経常利益計画の88％に達する進捗率となっているが、今後はコロナ環境下における巣ごもり需要を取り込み新規加入を獲得できるかが課題。

【株価動向】
　株価は3/13安値2099円を起点に徐々に持ち直しの動きを見せているが、200日移動平均線を上回ってきたのは足元の8/12で、2500円台での上値の重い展開をようやく抜けてきたと言える。信用需給は売り長で信用倍率は0.13倍となっている。このまま200日移動平均線での定着がみられれば売り方にとっては徐々に締め上げられ買戻しを誘発することになるだろう。