アドアーズが大幅４日続落、１６年3月期最終損益予想を下方修正

　アドアーズ<4712.T>が大幅４日続落。１１日の取引終了後、１６年３月期の連結業績見通しについては、売上高を従来予想の２５０億円から２２０億円（前期比６．０％減）へ、最終損益を同３億円の黒字から１億１０００万円の赤字（前期４億６１００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。連結子会社の日本介護福祉グループの全株式譲渡を決議し、介護事業を休止することになったため売上高が減少するほか、介護事業休止に伴う減損損失１０億３２００万円を特別損失として計上することが要因としている。なお、営業利益は居宅支援事業所などの開設に伴う先行投資がなくなるため、同６億円から８億円（同２０．４％増）へ上方修正している。
　同時に発表した第１四半期（４～６月）連結決算は、売上高５４億７４００万円（前年同期比３．７％減）、営業利益１１００万円（同９６．９％減）、最終損益９億３５００万円の赤字（前年同期２億５０００万円の黒字）と大幅営業減益だった。アミューズメント施設運営部門が軟調に推移したほか、アミューズメント景品製造・販売部門で利益率の高いオリジナル景品の販売が伸び悩んだことなどが利益を押し下げた。

アドアーズの株価は１０時３８現在９９円（▼７円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）