ウチダエスコ、今期経常を31％上方修正

　ウチダエスコ <4699> [ＪＱ] が3月4日大引け後(15:00)に決算を発表。21年7月期第2四半期累計(20年8月-21年1月)の連結経常利益は前年同期比16.0％減の8.5億円に減った。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の13億円→17億円(前期は17.1億円)に30.8％上方修正し、減益率が24.3％減→1.0％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した2-7月期(下期)の連結経常利益は前年同期比20.8％増の8.4億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である11-1月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比5.5倍の5.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.0％→10.9％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期連結累計期間の業績は、大型案件の販売等があった前年同四半期比では売上高及び利益面で下回るものの、ＩＣＴサービス事業におけるＧＩＧＡスクール構想及びその他の案件の受注ともに期初想定以上に好調に推移したこと等により、期初連結業績予想に対する実績進捗率は、売上高50.2％、営業利益65.5％、経常利益65.6％、親会社株主に帰属する四半期純利益70.8％となり、第３四半期連結累計期間以降も更なる上積みを予想しています。　この結果、2021年７月期の売上高は前回予想比16億円（8.7%）増の200億円（前期実績比15.9%増）、営業利益は前回予想比4億円（30.8%）増の17億円（前期実績比0.7%減）、経常利益は前回予想比4億円（30.8%）増の17億円（前期実績比1.0%減）、親会社株主に帰属する当期純利益は、当第２四半期連結累計期間に固定資産売却益を計上したこと等から、前回予想比3億30百万円（36.7%）増の12億30百万円（前期実績比3.2%増）となる見込みです。（注）上記の業績予想は、本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。