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TDCソフトのニュース
■業績動向
1. 2021年3月期第2四半期の業績概要
情報サービス産業を取り巻く環境は、クラウドコンピューティング、AI、IoT、RPA、ブロックチェーン、マイクロサービス等の技術革新によるDXの潮流が、企業の競争力強化に向けた戦略的投資需要を高め、IT投資需要は増加基調で推移していくことが見込まれている。また、コロナ禍によってTDCソフト<4687>においても一部案件の延伸・中断のほか、対面営業の制限といった形で受注活動への影響が発生したが、一方で情報サービス産業においては、ビジネスの在り方や働き方の変革に対する需要も見込まれている。
このような環境のなかで、同社グループは2019年4月から2022年3月における中期経営計画「Shift to the Smart SI」に基づき「次世代型のシステムインテグレーター」を目指し、市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術の新たな潮流に対応した次世代型SI事業へと進化することをビジョンに掲げている。
2. 2021年3月期第2四半期(4月-9月)業績
2021年3月期第2四半期(2020年4月-9月)の売上高は13,186百万円(前年同期比0.4%増)、営業利益1,077百万円(同5.6%増)、経常利益1,107百万円(同6.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益745百万円(同8.5%増)での進捗だった。コロナ禍によって一部案件の延伸または一時中断、対面営業の制限によって受注活動に影響が出ているが、Web会議やテレワークへの移行、セミナーや教育サービスのオンライン化等を進めたことにより、事業は安定的に推移した。売上高及び営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の各利益については、前年同期を上回っての進捗となっている。公共法人ITソリューション分野が堅調に推移したほか、中期経営計画に基づく高付加価値分野である次世代型SI事業の拡大によって営業利益率が向上している。
3. 事業分野別の業績
(1) ITコンサルティング&サービス
顧客のDX推進に向けたIT戦略やシステム化構想の立案、技術コンサルティング、最新の技術や開発手法の教育サービスの提供や、自社開発のクラウドアプリケーションサービスの提供、BI/DWH、ERP/CRMに関連するソリューションサービスの提供を行っている。2021年3月期第2四半期累計期間においてはBI/DWH、ETL※等のデータ分析基盤関連の案件が堅調に推移したことにより、売上高は前年同期比81.8%増収の1,115百万円となった。
※ETL:Extract/Transform/Loadの略。データベースや基幹システムなど複数の情報源からデータを抽出・加工し、DWHへの書き出しを行う処理のこと。
(2) 金融ITソリューション
金融業向けにシステム化構想・設計・開発・保守などの統合的なITソリューションの提供を行っており、2021年3月期第2四半期累計期間においてはポイントカード関連向けのシステム開発案件等が堅調に推移した。一方で、保険業向けの案件が収束したことにより、売上高は前年同期比13.2%減収の6,555百万円だった。
(3) 公共法人ITソリューション
流通業、製造業、サービス業や公共向けにシステム化構想・設計・開発・保守などの統合的なITソリューションの提供を行っており、2021年3月期第2四半期累計期間においては製造業向けの開発案件等が堅調に推移した。売上高は前年同期比14.8%増収の3,816百万円となっている。
(4) プラットフォームソリューション
ITインフラの環境設計、構築、運用支援、ネットワーク製品開発、ネットワークインテグレーション等の提供を行っている。2021年3月期第2四半期累計期間については、通信業や官公庁向けのITインフラ構築案件が堅調に推移しており、売上高は前年同期比3.5%増収の1,698百万円となっている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<NB>
1. 2021年3月期第2四半期の業績概要
情報サービス産業を取り巻く環境は、クラウドコンピューティング、AI、IoT、RPA、ブロックチェーン、マイクロサービス等の技術革新によるDXの潮流が、企業の競争力強化に向けた戦略的投資需要を高め、IT投資需要は増加基調で推移していくことが見込まれている。また、コロナ禍によってTDCソフト<4687>においても一部案件の延伸・中断のほか、対面営業の制限といった形で受注活動への影響が発生したが、一方で情報サービス産業においては、ビジネスの在り方や働き方の変革に対する需要も見込まれている。
このような環境のなかで、同社グループは2019年4月から2022年3月における中期経営計画「Shift to the Smart SI」に基づき「次世代型のシステムインテグレーター」を目指し、市場の潜在ニーズを捉え、デジタル技術の新たな潮流に対応した次世代型SI事業へと進化することをビジョンに掲げている。
2. 2021年3月期第2四半期(4月-9月)業績
2021年3月期第2四半期(2020年4月-9月)の売上高は13,186百万円(前年同期比0.4%増)、営業利益1,077百万円(同5.6%増)、経常利益1,107百万円(同6.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益745百万円(同8.5%増)での進捗だった。コロナ禍によって一部案件の延伸または一時中断、対面営業の制限によって受注活動に影響が出ているが、Web会議やテレワークへの移行、セミナーや教育サービスのオンライン化等を進めたことにより、事業は安定的に推移した。売上高及び営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の各利益については、前年同期を上回っての進捗となっている。公共法人ITソリューション分野が堅調に推移したほか、中期経営計画に基づく高付加価値分野である次世代型SI事業の拡大によって営業利益率が向上している。
3. 事業分野別の業績
(1) ITコンサルティング&サービス
顧客のDX推進に向けたIT戦略やシステム化構想の立案、技術コンサルティング、最新の技術や開発手法の教育サービスの提供や、自社開発のクラウドアプリケーションサービスの提供、BI/DWH、ERP/CRMに関連するソリューションサービスの提供を行っている。2021年3月期第2四半期累計期間においてはBI/DWH、ETL※等のデータ分析基盤関連の案件が堅調に推移したことにより、売上高は前年同期比81.8%増収の1,115百万円となった。
※ETL:Extract/Transform/Loadの略。データベースや基幹システムなど複数の情報源からデータを抽出・加工し、DWHへの書き出しを行う処理のこと。
(2) 金融ITソリューション
金融業向けにシステム化構想・設計・開発・保守などの統合的なITソリューションの提供を行っており、2021年3月期第2四半期累計期間においてはポイントカード関連向けのシステム開発案件等が堅調に推移した。一方で、保険業向けの案件が収束したことにより、売上高は前年同期比13.2%減収の6,555百万円だった。
(3) 公共法人ITソリューション
流通業、製造業、サービス業や公共向けにシステム化構想・設計・開発・保守などの統合的なITソリューションの提供を行っており、2021年3月期第2四半期累計期間においては製造業向けの開発案件等が堅調に推移した。売上高は前年同期比14.8%増収の3,816百万円となっている。
(4) プラットフォームソリューション
ITインフラの環境設計、構築、運用支援、ネットワーク製品開発、ネットワークインテグレーション等の提供を行っている。2021年3月期第2四半期累計期間については、通信業や官公庁向けのITインフラ構築案件が堅調に推移しており、売上高は前年同期比3.5%増収の1,698百万円となっている。
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<NB>
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