4,822円
オービックのニュース
■大運 <9363> 399円 (+75円、+23.2%) 一時ストップ高
大運 <9363> [東証S]が3日続急騰、一時ストップ高。 海運大手3社が前日21日にそろって今期の上方修正を発表したことを受け、22日の東京市場では海運セクター全般に業績期待の思惑的な買いが向かった。この流れは海運の周辺テーマである港湾運送を手掛ける銘柄群にも波及しており、阪神港を地盤とする港湾運送業者の大運にも物色が集まった。小型株ならではの足の軽さをみせ、一時80円高はストップ高となる404円まで一気に水準を切り上げた。
■クラウディア <3607> 293円 (+51円、+21.1%)
クラウディアホールディングス <3607> [東証S]が続急騰。22日午後2時ごろ、未定としていた22年8月期の期末配当予想で3円を実施すると発表しており、2期ぶりの復配を好感する買いが入った。また、株主優待に関しても一部廃止していた株主優待制度を再開すると発表しており、現在は100株以上を保有する株主に対して一律で優待券を1枚贈呈しているが、保有株数に加えてクオカードを500円から3000円分贈呈するとしている。
■JIA <7172> 1,452円 (+148円、+11.4%)
東証プライムの上昇率3位。ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証P]が4日続急騰、年初来高値を更新した。21日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、最終利益を30億円から64億円(同2.2倍)へ上方修正したことが好感された。上期に為替差益42億5400万円を計上したことが寄与する。一方、売上高は145億円から194億円(前期比37.5%増)へ上方修正した一方、営業利益は46億円から30億円(同20.5%減)へ下方修正した。堅調なオペレーティング・リース事業における出資金販売額の計画超過などがあり、上期の売上高・利益は従来予想を上回ったが、第1四半期に開始予定だったJIA Aviation Finance(JAF社)の合弁事業開始が遅れたことなどにより、6月末時点の商品出資金残高は計画よりも低い水準となり、下期の商品出資金販売額が計画を下回る見通しで、これが利益を下振れさせる。
■川崎汽 <9107> 9,840円 (+1,000円、+11.3%)
東証プライムの上昇率4位。川崎汽船 <9107> [東証P]が4日続急騰。同社は21日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の4700億円→7000億円(前期は6575億円)に48.9%上方修正し、一転して6.5%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、4-9月期(上期)の連結経常利益も従来予想の3100億円→5000億円(前年同期は2380億円)に61.3%上方修正しており、好感されたようだ。
■巴川紙 <3878> 677円 (+42円、+6.6%)
巴川製紙所 <3878> [東証S]が4日続急伸。同社は22日午後2時ごろに、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の10億円から15億円(前期比24.3%減)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも従来の335億円から345億円(同5.2%増)に上方修正。原材料やエネルギー価格が高騰しているものの、価格転嫁によりコストアップの吸収を着実に進めていることに加え、半導体やトナーの事業環境が当初想定以上に好調に推移していることが主な要因だとしている。
■fonfun <2323> 335円 (+20円、+6.4%) 一時ストップ高
fonfun <2323> [東証S]が続急伸、一時ストップ高となった。22日、子会社FunFusionが、企業や自治体にあったデジタルトランスフォーメーション(DX)ソリューションを提供するIT販促の総合商社であるクラブネッツ(東京都渋谷区)と業務提携したと発表しており、これが好材料視された。今回の提携は、店舗企業の販促活動における、更なるモバイルプロモーションの強化を目的としたもの。提携によりクラブネッツが提供する「LINEを活用した顧客ソリューション」と、FunFusionが提供する「fonfunSMS」の2方向からターゲット層へアプローチできるようになり、サービスを組み合わせることで、LINE公式アカウントの「友だち」へはLINEを通じた情報発信、「友だちではないユーザー」に対してはSMS通知といった幅広い販促活動が可能になるとしている。
■エルテス <3967> 995円 (+54円、+5.7%)
エルテス <3967> [東証G]が続急伸。カイ気配スタートで一時4ケタ大台を回復、戻り足を加速させた。同社はSNS上での風評被害など企業のネットリスク管理支援事業を主力展開している。21日取引終了後、同社の連結子会社であるJAPANDXがバンズ保証(東京都渋谷区)の全株式およびバンズシティのプロパティ・マネジメント事業を取得することを発表、これが株価を強く刺激する格好となった。今回の取得に合わせて同社は23年2月期業績予想の上方修正が想定されるとしていることも物色人気を後押ししたようだ。
■郵船 <9101> 10,360円 (+400円、+4.0%)
日本郵船 <9101> [東証P]が大幅高で7日続伸。海運大手の同社のほか、商船三井 <9104> [東証P]、川崎汽船 <9107> [東証P]が高かった。3社は21日の取引終了後にそろって23年3月期見通しの上方修正を発表。4-6月期決算発表前の業績修正とあって、これがサプライズとなる形で買いが流入した。3社が共同出資するコンテナ船会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレスが旺盛な貨物需要を背景に好調で、これが業績を大きく押し上げる。また、ドライバルク(ばら積み船)市況の好調や為替影響なども寄与する見込み。
■BML <4694> 3,905円 (+150円、+4.0%)
ビー・エム・エル <4694> [東証P]が大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で新規に投資判断「オーバーウエイト」、目標株価4700円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、受託臨床検査市場は、病床再編によるクリニックの開業増加、一般検査の保険償還点数の下げ止まりから、同社にとってポジティブな環境変化が生じていると判断。同社は地域分散戦略を進めているが、上記の事業環境変化は、各地域ラボの稼働上昇や収益性改善につながり、同業他社比で業績改善効果が大きいと評価している。また、各地域ラボにおいて進める自動化やDXによる運営効率化の施策効果も具現化するとみている。事業環境良化と地域戦略奏功による同社の中期的な業績拡大ポテンシャルは、株価には充分に織り込まれていないと指摘している。
■オービック <4684> 21,740円 (+810円、+3.9%)
オービック <4684> [東証P]が大幅高で3日続伸。21日の取引終了後に発表した第1四半期(4-6月)連結決算が、売上高241億600万円(前年同期比14.3%増)、営業利益150億7200万円(同18.4%増)、純利益131億3000万円(同21.7%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。システムインテグレーション事業で、主力の統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が製造・流通・サービス・金融などさまざまな業種・業界の大手・中堅企業からシステム構築の引き合いが強まった。また、システムサポート事業もクラウドソリューションを中心に、ソフトウェア及びハードウェアの「運用支援・保守サービスなど」が好調に推移した。23年3月期通期業績予想は、売上高985億円(前期比10.1%増)、営業利益596億円(同10.1%増)、純利益470億円(同8.0%増)の従来見通しを据え置いている。
■デクセリ <4980> 3,900円 (+115円、+3.0%)
デクセリアルズ <4980> [東証P]が大幅高。22日午前10時30分ごろ、富士キメラ総研(東京都中央区)が発行した市場調査レポート「2022ディスプレイ関連市場の現状と将来展望」において、デクセリが製造・販売する異方性導電膜(ACF)、スパッタリング技術で製造された反射防止フィルム、光学弾性樹脂(SVR)の3製品が世界シェアナンバーワンを獲得したと発表しており、これが好感された。なお、3製品いずれも3年連続での世界シェアナンバーワンになるという。
■識学 <7049> 805円 (+18円、+2.3%)
識学 <7049> [東証G]が4日続伸。21日の取引終了後、子会社の識学2号ファンドを通じて 半導体ベンチャーのナノブリッジ・セミコンダクター(茨城県つくば市)に出資したと発表しており、これが好材料視された。ナノブリッジ社は、NEC <6701> [東証P]からスピンオフした企業で、独自の半導体技術である原子スイッチ搭載型FPGA「ナノブリッジ」の回路設計・製造受託を行っている。従来のFPGAと比較して約10倍まで電力効率を高めることができるほか、不揮発性のスイッチである原子スイッチを用いることでIoTセンサーや自動車のような作動と停止を繰り返すものに有効であるとしている。また、将来的には、 IoTデバイスや自動車などの多品種少量生産でさまざまな製品ニーズを抱える低消費電力品への応用などでより多くの市場ニーズを獲得することができるとして、ナノブリッジ社の成長可能性は高いと判断したという。なお、識学2号ファンドの持ち分比率は約5%としている。
■ディスコ <6146> 31,900円 (+600円、+1.9%)
ディスコ <6146> [東証P]が反発。21日の取引終了後に23年3月期第1四半期(4-6月)の決算を発表。売上高が前年同期比23.7%増の597億4900万円、営業利益が同39.8%増の215億9200万円と大幅増収増益で着地しており、これが好感されたようだ。顧客である半導体メーカーの設備投資意欲が総じて底堅く推移するなか、精密加工装置のダイシングソーやグラインダの高水準の出荷が継続した。また、消耗品の精密加工ツールも堅調だった。あわせて、従来未定としていた中間配当予想を255円(前期中間配199円)にすると発表した。
■テクノプロH <6028> 3,100円 (+45円、+1.5%)
テクノプロ・ホールディングス <6028> [東証P]が3日続伸。22日午前11時ごろ、グループの中核会社テクノプロのなかで化学・バイオの研究開発や受託試験に特化して事業を行うテクノプロ・R&D社が、みらい創造機構(東京都渋谷区)と大学関連ベンチャーの創出・育成の積極的推進に向けた協業を開始することで合意したと発表しており、これが好材料視された。テクノプロ・R&D社の化学・バイオ分野における研究者リソースと受託研究のノウハウを活用するとともに、みらい創造機構の出資先企業に対する人的リソースの提供、研究・実験の支援や技術面における交流などを通じ、革新的な技術開発を推進するスタートアップ企業の研究開発を支援するのが狙いとしている。
■スズキ <7269> 4,424円 (+44円、+1.0%)
スズキ <7269> [東証P]が反発。同社は22日、世界初のマイクロプラスチック回収装置を標準装備した中型船外機5機種の生産を開始し、今後北米など主要市場を含めた全世界へ順次出荷すると発表しており、これが好感された。同社の海洋プラスチック問題への取り組みであるクリーンオーシャンプロジェクトの活動の一つで、同装置を船外機に搭載することにより、ボートで走行するだけで水面付近のマイクロプラスチックを回収できるという。
※22日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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