決算プラス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … テラ、ファーマＦ、ステムリム (9月4日～10日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の水準から11日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ストリーム <3071>
　21年1月期第2四半期累計(2-7月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の2億4900万円に急拡大し、通期計画の8500万円に対する進捗率が292.9％とすでに上回り、さらに5年平均の62.1％も超えた。

★No.2　セルソース <4880>
　20年10月期第3四半期累計(19年11月-20年7月)の経常利益(非連結)は前年同期比12.6％増の2.5億円に伸びたが、通期計画の3.6億円に対する進捗率は68.5％にとどまり、前年同期の73.3％も下回った。

★No.3　ファーマＦ <2929>
　20年7月期の連結経常利益は前の期比23.9％増の7.8億円に伸び、21年7月期も前期比54.7％増の12.1億円に拡大を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<3071> ストリーム 　　東２ 　 +50.00 　　9/ 8　　上期　　　266.18
<4880> セルソース 　　東Ｍ 　 +17.30 　　9/10　　　3Q　　　 12.61
<2929> ファーマＦ 　　東２ 　 +15.92 　　9/ 7　本決算　　　 54.70
<6696> ピースリー 　　東Ｍ 　 +13.49 　　9/ 8　　上期　　　　赤縮
<4026> 神島化 　　　　東２ 　 +12.38 　　9/10　　　1Q　　　127.78

<4599> ステムリム 　　東Ｍ　　 +8.60 　　9/10　本決算　　　-61.77
<6898> トミタ電機 　　ＪＱ　　 +7.38 　　9/ 4　　上期　　　　赤縮
<3248> アールエイジ 　東２　　 +7.27 　　9/ 8　　　3Q　　　 -7.33
<6757> ＯＳＧコーポ 　ＪＱ　　 +6.56 　　9/ 8　　上期　　　 97.26
<7279> ハイレックス 　東２　　 +6.03 　　9/ 4　　　3Q　　　　赤転

<7804> Ｂ＆Ｐ 　　　　東Ｍ　　 +4.36 　　9/ 9　　　3Q　　　-40.51
<7265> エイケン工業 　ＪＱ　　 +3.34 　　9/ 4　　　3Q　　　-51.08
<2923> サトウ食品 　　東２　　 +2.35 　　9/ 7　　　1Q　　　　黒転
<2373> ケア２１ 　　　ＪＱ　　 +2.05 　　9/ 4　　　3Q　　　 60.76
<3070> アマガサ 　　　ＪＱ　　 +1.32 　　9/10　　上期　　　　赤拡

<7983> ミロク 　　　　東２　　 +1.32 　　9/ 8　　　3Q　　　-38.55
<7682> 浜木綿 　　　　ＪＱ　　 +0.96 　　9/10　本決算　　　　　－
<2191> テラ 　　　　　ＪＱ　　 +0.52 　　9/ 4　　上期　　　　赤拡

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした11日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース