ＵＭＮが一時３．８％高、技術導入元の米プロテイン社「Ｆｌｕｂｌｏｋ」の有効性示すデータ

　ＵＭＮファーマ<4585.T>が買われ、前場中ごろには一時、前日比１０８円（３．８％）高に上昇する場面があった。９時５０分ごろに、同社の技術導入元である米プロテイン・サイエンス社が米国で販売している季節性組み換えインフルエンザワクチン「Ｆｌｕｂｌｏｋ」に関して、既承認孵化鶏卵不活化インフルエンザワクチンとの有効性比較臨床試験の結果、Ｆｌｕｂｌｏｋの有効性が統計的有意差をもって優れているとのトップラインデータが示されたと発表しており、これを好感した買いが入った。
　なお、ＵＭＮでは、プロテイン社から同組み換えインフルエンザＨＡワクチンの日本、中国、韓国、台湾、香港、シンガポールにおける独占的な開発・製造ならびに販売権の許諾を受けており、日本国内ではアステラス製薬<4503.T>との共同開発で、「ＵＭＮ－０５０２」として製造販売承認申請を実施している。今回の有効性比較臨床試験結果の結果を受け、ＵＭＮでは国内市場におけるＵＭＮ－０５０２や北米におけるＦｌｕｂｌｏｋのプレゼンスを向上させる重要な結果と位置づけており、今後の事業展開に大きく寄与するとみているという。

ＵＭＮの株価は１１時３０分現在２８１７円（△５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）