1,478円
キャンバスのニュース
■デルタフライ <4598> 951円 (+150円、+18.7%) ストップ高
Delta-Fly Pharma <4598> [東証G]がストップ高。前週末20日の取引終了後、日本ケミファ <4539> [東証P]を割当先とする上限55万5000株の第三者割当増資と、オーストラリアのマッコーリー・バンク・リミテッドを割当先とする第7回新株予約権の発行を発表した。研究開発資金の調達による事業成長を期待した買いが集まったようだ。手取り概算で合計約12億1000万円を調達し、臨床試験の研究開発費用などに充てる。ケミファは抗がん剤候補化合物「DFP-14323」及び「DFP-17729」のライセンス契約先。新薬開発の深耕と長期的な関係強化を目的に、同社に対しデルタフライは7月下旬に出資の依頼を行っていた。
■PLANT <7646> 955円 (+150円、+18.6%) ストップ高
PLANT <7646> [東証S]がストップ高。23日午後1時ごろ、75万株(発行済み株数の9.70%)、または10億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、好材料視された。取得期間は11月1日から来年9月20日まで。同時に36万280株(発行済み株数の4.45%)の自社株を10月31日付で消却すると発表している。同時に24年9月期単独業績予想を発表しており、売上高980億円(前期比0.5%増)、営業利益18億円(同14.7%増)、純利益13億5000万円(同7.4倍)と2ケタ営業増益を見込み、年間配当予想を前期比18円増の50円とすることも好材料視された。引き続き改装での既存店活性化による客数・売り上げ増とPB強化による目的来店性・粗利率アップ、業務の合理化による人件費削減の3点を重点施策に収益構造改革に取り組むとしている。なお、23年9月期決算は、売上高975億4800万円(前の期比2.3%増)、営業利益15億6900万円(同8.4%増)、純利益1億8300万円(同43.5%減)だった。
■ペルセウス <4882> 513円 (+80円、+18.5%) ストップ高
ペルセウスプロテオミクス <4882> [東証G]がストップ高。前週末20日の取引終了後、開発中の抗トランスフェリン受容体1(TfR1)抗体「PPMX-T003」の真性多血症(PV)患者による第1相試験について、被験者(目標症例数6人)の組み入れが完了したと発表。これが材料視された。同試験の目的は、赤血球が異常に増殖する疾患であるPVの患者を対象にPPMX-T003の投与における安全性や体内薬物動態を確認すること、副次的に治療効果を確認することという。今後、新たに組み入れを行った患者に対する投与を実施し、今期中に試験を完了させる予定としている。
■キャンバス <4575> 1,076円 (+108円、+11.2%) 一時ストップ高
CANBAS <4575> [東証G]が続急騰。同社の公式X(旧ツイッター)が22日、23日にポスター発表を予定しているCBP501の第2相臨床試験結果が、ESMO(欧州臨床腫瘍学会)公式メディアで報じられたと紹介しており、好材料視された。膵臓がん関連の注目アブストラクトが紹介されるセッションにおいて、3次治療臨床試験として唯一紹介されたとしている。
■物語コーポ <3097> 3,760円 (+155円、+4.3%)
東証プライムの上昇率トップ。物語コーポレーション <3097> [東証P]が3日ぶり大幅反発。22日放送のTBSテレビ番組「坂上&指原のつぶれない店SP」で、物語コーポが展開する「焼肉きんぐ」が取り上げられた。これを手掛かり視した買いが入り、10月13日から16日にかけて空けたマド埋めが視野に入ると上昇指向を一段と強めた。
■エムビーエス <1401> 530円 (+20円、+3.9%)
エムビーエス <1401> [東証G]が5日ぶり大幅反発。前週末20日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を10万株(発行済み株数の1.32%)、または1億円としており、取得期間は10月23日から来年5月24日まで。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を行うことが要因としている。
■三信電 <8150> 2,196円 (+80円、+3.8%)
東証プライムの上昇率2位。三信電気 <8150> [東証P]が大幅続伸。同社が前週末20日取引終了後に24年3月期上期(23年4-9月)の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想から65%の大幅上方修正で17億円から28億円(前年同期比34%減)に増額した。半導体の販売が会社側の当初計画以上に好調に推移したほか、為替の円安メリットも発現している。これを好感する買いが優勢となった。株価は10月中旬以降2100円台前半の狭いゾーンでもみ合っており、ここを上放れることができるかが注目される場面にある。
■ミナトHD <6862> 812円 (+30円、+3.8%)
ミナトホールディングス <6862> [東証S]が大幅続伸。産業用メモリーモジュールを主力展開し、デジタルプログラマや、システムソリューション、Webサイト関連など幅広い分野で顧客ニーズを取り込んでいる。24年3月期営業利益は前期比11%増の9億円と2ケタ増益を見込むが、進捗率から一段の上振れも視野に入る。子会社売却に伴う特別利益計上が反映されているとはいえ、PER4倍前後は株価指標面からも割安感が強い。
■JINSHD <3046> 4,030円 (+140円、+3.6%)
東証プライムの上昇率3位。ジンズホールディングス <3046> [東証P]が大幅反発。同社は眼鏡専門店の大手。価格改定や外出機会の増加などを背景に前23年8月期の営業利益は前の期比4割強の増益で着地。続く24年8月期も営業13%増益を予想し、配当も前期比増額を見込んだ。この業績発表を受け足もと株価が上値を指向するなか、23日はみずほ証券の格上げを手掛かりに全体下げ相場のなか逆行高を演じた。
■フリュー <6238> 1,471円 (+44円、+3.1%)
東証プライムの上昇率7位。フリュー <6238> [東証P]が大幅続伸。前週末20日の取引終了後、9月度の月次概況(速報)を発表。売上高が前年同月比30.9%増と高い伸びを示しており、これが好感された。世界観ビジネスが好調だったほか、ガールズトレンドビジネスが堅調だった。一方、フリューニュービジネスは減少した。
■JET <6228> 3,770円 (+95円、+2.6%)
ジェイ・イー・ティ <6228> [東証S]が5日続伸。9月25日に東証スタンダード市場に新規上場した直近IPO銘柄で、セカンダリーでは需給先行の売りに苦戦していたが、ファンダメンタルズが見直され10月中旬を境に底入れ反転を明示している。半導体洗浄装置の開発・設計、製造・販売及びアフターサービスを手掛けるが、業績は成長局面にあり、23年12月期は営業利益段階で前期比33%増の27億5900万円とピーク利益大幅更新見通しにある。PERは依然として10倍弱で水準訂正余地が大きい。
■ディスコ <6146> 28,575円 (+575円、+2.1%)
ディスコ <6146> [東証P]が3日ぶり反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が前週末20日、ディスコの目標株価を3万2000円から3万3200円に引き上げた。レーティングは「オーバーウエイト」を継続する。24年1~3月期から本格的に業績に寄与する見通しの生成AI関連では旺盛な装置受注の対応に向け本社から工場への製造支援人員を増員。中期的にパワー半導体や生成AI向けなどにおいて、業界平均を大きく上回る成長が見込めると指摘。HBM(高帯域幅メモリー)向けの組み立て装置も24年からの増収の加速に貢献するとの見方を示す。同証券はディスコの25年3月期営業利益予想をこれまでの1466億円から1503億円に見直した。
■九州FG <7180> 896.3円 (+10.3円、+1.2%)
九州フィナンシャルグループ <7180> [東証P]や北洋銀行 <8524> [東証P]など 地銀の一角が頑強な動き。日本経済新聞電子版が21日、「日銀で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)の再修正論が浮上している」と報じた。現行の1%という事実上の上限に長期金利が迫るなか、上限を引き上げたり、運用上の位置づけを変えたりする可能性があるという。銀行全般に市中金利の上昇に伴う利ザヤ改善の期待が膨らむなか、PBR(株価純資産倍率)が1倍割れにあって、メガバンクよりも更にPBRが低水準にある地銀株への資金流入が顕著となっている。富山第一銀行 <7184> [東証P]や京都フィナンシャルグループ <5844> [東証P]、めぶきフィナンシャルグループ <7167> [東証P]も高い。
■ジェコス <9991> 940円 (+10円、+1.1%)
ジェコス <9991> [東証P]が続伸。同社は建設仮設鋼材の最大手で建設機械のレンタルなども手掛ける。足もとの業績は好調で前週末20日取引終了後、24年3月期通期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の46億5000万円から53億円(前期比18%増)に大幅上方修正した。建設材のリースが好調で売上高の伸びが会社側想定を上回っており、建機も販売価格の上昇効果などが寄与している。また、株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の35円に2円上乗せした37円に増額した。足もとで好業績を評価する買いを呼び込んだ。
※23日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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