中京医薬、前期最終を一転58％減益に下方修正

　中京医薬品 <4558> [東証Ｓ] が4月27日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の最終利益(非連結)を従来予想の4300万円→1400万円(前の期は3300万円)に67.4％下方修正し、一転して57.6％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の最終利益も従来予想の4300万円→1400万円(前年同期は2300万円)に67.4％減額し、一転して39.1％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期通期の業績予想につきましては、家庭医薬品等販売事業の小売部門においては、事業基盤の強化として新規顧客の増加を促進するために専任の開発営業担当を強化し、救急箱、ドリンク、置き食サービスなど、様々な形態で顧客開拓に努め収益基盤の確立に取り組みました。また「成長戦略」として、顧客営業権（のれん）を購入し、藤枝営業所、沼津営業所、伊東営業所、浜松西営業所を新規出店し顧客基盤と販売の拡大に努めました。　家庭医薬品等販売事業の卸売部門においては、当社の新商品を市場投入し販売強化に努めました。併せて他企業のOEM(プライベートブランド)も強化し販売増に繋げました。　一方、急激な円安や資材、商品、その他物価価格の上昇、営業権（のれん）の償却や経済環境の正常化に伴う人手不足の対応等により経費が増加し、販売価格等の改定などを行うも効果が表れるのにタイムラグがあり利益を圧迫しました。　その結果、売上高は2.5％増の5,692百万円となりましたが、営業利益は41.0％減の59百万円、経常利益は32.4％減の79百万円、当期純利益67.4％減の14百万円となる見込みであります。