参天薬、今期最終を一転赤字に下方修正

　参天製薬 <4536> [東証Ｐ] が11月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終損益は220億円の赤字(前年同期は143億円の黒字)に転落した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の244億円の黒字→55億円の赤字(前期は272億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益は前年同期比28.1％増の165億円に伸びる計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結最終損益は287億円の赤字(前年同期は69.6億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の15.1％→-43.2％に急悪化した。

株探ニュース