中外薬が３日ぶり反発、エミシズマブの第３相国際共同治験で主要評価項目を達成

　中外製薬<4519.T>が３日ぶりに反発している。２０日の取引終了後、エミシズマブの第３相国際共同治験で主要評価項目を達成したと発表しており、開発の進捗への期待感から買いが入っているようだ。

　同治験は、血液凝固第８因子に対するインヒビター（投与された血液凝固因子を異物とみなしてつくられる抗体）を保有しない１２歳以上の血友病Ａ患者を対象に、出血抑制を目的にエミシズマブを週１回または２週に１回皮下投与した第３相国際共同治験。主要評価項目は、本剤定期投与群での非投与群に対する出血頻度の抑制であり、エミシズマブの定期投与により出血頻度の統計学的に有意な減少が確認されたとしている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）